Mさん(80 歳,女性,要介護1)は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s t…

認知症の理解 第47問

Mさん(80 歳,女性,要介護1)は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)であり,3 日前に認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)に入居した。主治医から向精神薬が処方されている。居室では穏やかに過ごしていた。夕食後,表情が険しくなり,「こんなところにはいられません。私は家に帰ります」と大声を上げ,ほかの利用者にも,「あなたも一緒に帰りましょう」と声をかけて皆が落ち着かなくなることがあった。Mさんの介護を検討するときに優先することとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。 Mさんは3日前にグループホームに入居したばかりで、慣れない環境に不安を感じている時期です。夕食後に「家に帰ります」と大声を上げる行動の背景には、Mさんなりの理由や気持ちがあるはずです。介護を検討するときは、まずMさんが何を訴えているのか、その言葉に込められた思い(不安、家族への心配、家でしていた役割など)を理解することを優先します。認知症の人を中心にしたケア(パーソン・センタード・ケア)の考え方です。 【ほかの選択肢】 (2) 日中の過ごし方 行動の背景を探る情報として参考になりますが、まず本人の訴えを理解することが先です 誤り
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(3) ほかの利用者が落ち着かなくなったこと 周囲への影響への対応は必要ですが、介護の検討で優先するのは本人の思いです 誤り (4) 対応に困ったこと 介護者側の都合で、本人の理解にはつながりません 誤り (5) 薬が効かなかったこと 薬の効果で行動を抑えることを優先する考え方になってしまいます。服薬の影響を医療職と共有することは大切ですが、優先順位は低くなります 誤り

出典:介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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