次の記述は、船舶用パルスレーダーの受信部に用いられる回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合…
無線工学 無線工学 A-11
次の記述は、船舶用パルスレーダーの受信部に用いられる回路について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 雨や雪からの反射の影響を小さくするために用いられるのは、[A]回路である。(2) 海上が荒れていて近距離の海面からの反射波が強いとき、その影響を小さくするために用いられるのは、[B]回路である。(3) 大きな物標から連続した強い反射波があるとき、それに重なった微弱な信号が失われることがある。これを防ぐために、[C]回路により、中間周波増幅器の利得を制御する。
- (1)A: FTC B: STC C: IAGC
- (2)A: FTC B: IAGC C: STC
- (3)A: STC B: IAGC C: FTC
- (4)A: IAGC B: FTC C: STC
- (5)A: IAGC B: STC C: FTC
正答 (1)
正答は (1)。
【結論】
船舶用レーダーの受信部の回路は、次のとおりです。
A FTC(Fast Time Constant) 雨や雪からの反射の影響を小さくします。受信信号を微分して、長く続く反射のうち立ち上がり部分だけを残します
B STC(Sensitivity Time Control) 近距離の海面反射(シークラッタ)が強いとき、近距離ほど受信感度を下げて影響を小さくします
C IAGC(瞬時自動利得調整) 大きな物標からの連続した強い反射があるとき、中間周波増幅器の利得を瞬間ごとに制御して、重なった弱い信号が埋もれないようにします
解説の続きをみる続きを閉じる
【誤りの選択肢】
(2) (3) (4) (5) A〜Cの組合せが入れ替わっています。雨雪=FTC、海面反射=STC、強い連続反射=IAGC です
【覚え方】
STCの「S」は感度(Sensitivity)で、距離に応じて感度を変える回路です。海面反射は近距離ほど強いので、STCで抑えます。
出典:2026年(令和8年)8月期 第四級海上無線通信士 無線工学 A-11(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学」のほかの問題
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 A-13次に示す電流計(指示電気計器)のうち、高周波電流の測定に最も適しているものを下の番号から
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 B-2 ア次の記述は、電離層に関する一般的な事項について述べたものである。[ ]内に入れるべき字
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 B-3 イ次の記述は、図に示す3 素子八木・宇田アンテナの原理について述べたものである。[ ]内
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 B-4 ウ次の記述は、コスパス・サーサットシステムで使用する衛星非常用位置指示無線標識 ( 衛星E
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 B-5 エ次の記述は、送信アンテナと給電線の接続について述べたものである。このうち正しいものを1、
- 2026年(令和8年)2月期 無線工学 A-6次の記述は、無線通信の変調について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組
スポンサーリンク

