四半期財務諸表に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

財務会計論 財務会計論 問題20

四半期財務諸表に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8 点)ア.四半期財務諸表は,年度財務諸表や中間財務諸表よりも開示の迅速性が求められているため,例えば,年度財務諸表では棚卸資産の評価方法として先入先出法を適用している場合でも,四半期財務諸表においては総平均法を適用することが認められる。イ.棚卸資産の収益性の低下に伴う簿価切下げについて,年度財務諸表において洗替え法を適用している場合は,四半期財務諸表においても洗替え法によらなければならないが,年度財務諸表において切放し法を適用している場合は,四半期財務諸表においては洗替え法と切放し法のいずれかを選択適用することができる。ウ.自発的な会計方針の変更を第3 四半期会計期間で行った場合には,第3 四半期財務諸表に会計方針の変更の内容,その理由および影響額に加えて第3 四半期に変更した理由を注記しなければならない。エ.四半期財務諸表の作成における繰延税金資産の回収可能性の判断については,重要な企業結合や事業分離,業績の著しい好転または悪化,その他経営環境の著しい変化が生じていない場合には,前年度末の検討において使用した将来の業績予測やタックス・プランニングを利用することができる。

正答 (4)
正答は (4)。年度で切放し法なら四半期は洗替え法も選べ(イ)、第3四半期での自発的な変更は第2四半期以降に変更した理由も注記します(ウ)。 「四半期財務諸表に関する会計基準」と適用指針の問題です。 【各記述】 ア 誤り。四半期財務諸表は原則として年度と同じ会計方針で作成します。簡便的な会計処理は認められますが、棚卸資産の評価方法を先入先出法から総平均法に替えることまでは認められていません。 イ 正しい。年度で洗替え法なら四半期も洗替え法によりますが、年度で切放し法を適用していても、四半期では洗替え法と切放し法のどちらかを選べます。
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ウ 正しい。第2四半期以降に自発的に会計方針を変更した場合は、変更の内容・理由・影響額に加えて、第2四半期以降に変更した理由を注記します。 エ 誤り。前年度末の業績予測やタックス・プランニングを利用できるのは、経営環境に著しい変化が生じていないことに加え、一時差異等の発生状況について前年度末から大幅な変動がないと認められる場合とされています。記述にはこの条件が欠けています。 正しいのはイとウで、(4) です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題20(金融庁 公表)出典元ページ

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