当期(X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日)の損益計算書に4,200 千円の為替差損が計上されており,その発生原…

財務会計論 財務会計論 問題11

当期(X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日)の損益計算書に4,200 千円の為替差損が計上されており,その発生原因の内訳は〔資料〕の1.~5.のとおりである。これと,〔資料〕の6.にある貸借対照表のデータに基づいて,以下の間接法によるキャッシュ・フロー計算書を作成するとき,アとイに当てはまる金額の組合せとして,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。ただし,決算日(X2 年3 月31 日)の為替レートは1 ドル=108 円とする。(8 点)〔資料〕1.X1 年10 月1 日に,海外の得意先に対し商品500 千ドルを掛けで売り上げた。この日の為替レートは1 ドル=112 円であった。2.X1 年12 月1 日に,上記1.の売掛金のうち200 千ドルを回収し,直ちに円貨とした。この日の為替レートは1 ドル=111 円であった。3.X2 年2 月1 日に,銀行から400 千ドルを借り入れた。この日の為替レートは1 ドル=110 円であった。なお,返済日はX3 年1 月31 日で,利息は毎月末に支払いを行っている。4.上記1.の売掛金のうち,300 千ドルは未回収のまま決算日を迎えた。5.決算日において,現金及び現金同等物に含まれる外貨預金600 千ドルがある。この預金の預入時の為替レートは1 ドル=114 円であった。6.売上債権の貸借対照表における前期末残高は100,000 千円,当期末残高は120,000千円である。ただし,当期末残高には上記4.の売掛金が含まれている。なお,前期末残高に外貨建の売上債権は含まれていなかった。キャッシュ・フロー計算書X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日 (単位:千円)営業活動によるキャッシュ・フロー税引前当期純利益 xxx… …為替差損益 ( ア )… …売上債権の増減額 ( イ )… …(注) △は減算を表す。

正答 (4)
正答は (4)。為替差損益は外貨預金の差損3,600と借入金の差益800だけを調整して2,800、売上債権は増加額20,000を減算します。 【為替差損益の内訳】(千円) 回収した売掛金 200×(111-112)=-200 未回収の売掛金 300×(108-112)=-1,200 借入金 400×(110-108)=+800 外貨預金 600×(108-114)=-3,600 合計 -4,200(損益計算書と一致) 【ア】営業活動以外から生じた換算差額だけを調整します。 外貨預金の差損は「現金及び現金同等物に係る換算差額」に表示するので加算 +3,600借入金の差益は財務活動に関わるので減算 -800
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3,600-800=2,800 売掛金の差損は営業債権の増減に含まれるので、ここでは調整しません。 【イ】 売上債権の増加 120,000-100,000=20,000 → △20,000 期末の売掛金は決算日レートで換算済み(換算差損1,200を反映)なので、貸借対照表の増減額をそのまま用います。

出典:2022年(令和4年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題11(金融庁 公表)出典元ページ

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