「固定資産の減損に係る会計基準」および「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」に関する次の記述のうち,正しいものの組合…
財務会計論 財務会計論 問題20
「固定資産の減損に係る会計基準」および「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8 点)ア.のれんを含むより大きな単位でグルーピングを行った場合に,減損損失を認識するかどうかを判定する際には,のれんを含まない各資産グループにおいて算定された減損損失控除前の帳簿価額と,割引前将来キャッシュ・フローの総額とを比較する。イ.固定資産に減損の兆候がある例としては,当該固定資産の市場価格が少なくとも帳簿価額から50 %程度以上下落した場合がこれに該当する。ウ.減損損失を認識するかどうかの判定および使用価値の算定において利用される将来キャッシュ・フローの見積金額は,生起する可能性の最も高い単一の金額ではなく,生起しうる複数の将来キャッシュ・フローをそれぞれの確率で加重平均した金額とする。エ.取締役会等が,資産の処分,事業の廃止に関する意思決定を行ったときに,これらに係る資産を切り離しても他の資産または資産グループの使用にほとんど影響を与えない場合,該当する資産のうち重要なものを,他の資産または資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位として取り扱う。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (5)
正答は (5)。市場価格が帳簿価額から少なくとも50%程度以上下落すれば減損の兆候に当たり(イ)、処分の意思決定をした重要な資産は独立した単位とします(エ)。
「固定資産の減損に係る会計基準」と適用指針の兆候・グルーピング・将来キャッシュ・フローを問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。のれんを含むより大きな単位で判定するときは、のれんを含まない各資産グループの帳簿価額にのれんの帳簿価額を加えた金額と、より大きな単位の割引前将来キャッシュ・フローの総額とを比較します。
イ 正しい。市場価格が著しく下落した場合は減損の兆候に当たり、少なくとも帳簿価額から50%程度以上下落した場合が該当するとされています。
解説の続きをみる続きを閉じる
ウ 誤り。将来キャッシュ・フローの見積りには、生起する可能性の最も高い単一の金額による方法と、複数の金額を確率で加重平均する方法があり、どちらも認められています。
エ 正しい。取締役会等が処分や事業の廃止を決め、切り離しても他の資産の使用にほとんど影響しない場合、そのうち重要な資産は独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位として扱います。
正しいのはイとエで、(5) です。
出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題20(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
「財務会計論」のほかの問題
- 2024年(令和6年)第Ⅰ回 財務会計論 問題10次の〔資料〕に基づき,当社(決算は年1回,決算日は3月31 日)のX1年3月期末の⒜その
- 2024年(令和6年)第Ⅱ回 財務会計論 問題13「リース取引に関する会計基準」および同適用指針に関する次の記述のうち,正しいものの組合せ
- 2025年(令和7年)第Ⅰ回 財務会計論 問題15「収益認識に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番
- 2025年(令和7年)第Ⅱ回 財務会計論 問題22「企業結合に関する会計基準」および「事業分離等に関する会計基準」に関する次の記述のうち,
- 2022年(令和4年)第Ⅱ回 財務会計論 問題2企業会計原則の一般原則に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一
- 2023年(令和5年)第Ⅱ回 財務会計論 問題4次の〔資料〕に基づき,当期(X2 年4 月1 日~X3 年3 月31 日)末の個別貸借対
スポンサーリンク

