「財務諸表等の用語,様式及び作成方法に関する規則」で示されている用語の定義に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとし…
財務会計論 財務会計論 問題2
「財務諸表等の用語,様式及び作成方法に関する規則」で示されている用語の定義に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8 点)ア.「関連当事者」には,財務諸表提出会社の親会社,子会社,関連会社およびその他の関係会社に加え,財務諸表提出会社の主要株主,役員が含まれるが,それらの近親者は含まれない。イ.「キャッシュ・フロー」とは,資金の増加または減少をいい,当該「資金」には,現金,当座預金,普通預金その他預金者が一定の期間を経ることなく引き出せる預金に加え,容易に換金可能で,かつ,価値変動リスクが低い短期的な投資が含まれる。ウ.「その他有価証券」とは,「売買目的有価証券,満期保有目的の債券,子会社株式,関連会社株式,および市場価格のない有価証券」以外の有価証券をいう。エ.「会計上の見積りの変更」とは,新たに入手可能となった情報に基づき,前事業年度以前の財務諸表の作成に当たって行った会計上の見積りを変更することをいい,会計上の見積りの変更に関する会計処理は,遡及適用が求められる会計方針の変更に関する原則的な会計処理とは異なる。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (5)
正答は (5)。キャッシュ・フローと資金の定義(イ)と、会計上の見積りの変更の定義(エ)が正しい記述です。
財務諸表等規則8条の用語の定義を問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。関連当事者には、主要株主や役員だけでなく、その近親者(二親等内の親族)も含まれます(8条17項)。
イ 正しい。「キャッシュ・フロー」は資金の増加又は減少をいい(8条18項)、「資金」は現金(当座預金・普通預金など要求払預金を含む)と、容易に換金可能で価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資である現金同等物です(8条19項)。
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ウ 誤り。「その他有価証券」は、売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社株式及び関連会社株式「以外」の有価証券です(8条22項)。市場価格のない有価証券は除かれていません。
エ 正しい。会計上の見積りの変更は、新たに入手可能となった情報に基づいて過去の見積りを変更することで(8条49項)、遡及適用ではなく、変更期間(と将来の期間)に影響を反映させます。
正しいのはイとエで、(5) です。
出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題2(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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