次の〔資料〕に基づき,当社の当期(X4 年4 月1 日~X5 年3 月31 日)の個別財務諸表における退職給付費用の金額…

財務会計論 財務会計論 問題15

次の〔資料〕に基づき,当社の当期(X4 年4 月1 日~X5 年3 月31 日)の個別財務諸表における退職給付費用の金額および退職給付引当金の金額の組合せとして,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,計算結果に端数が生じる場合には,百万円未満をその都度四捨五入すること。(8 点)〔資料〕1.当社は,従業員非拠出の確定給付企業年金制度を採用している。2.前期末における金額は,以下のとおりである。退職給付債務:1,400 百万円 年金資産:900 百万円未認識数理計算上の差異:180 百万円(注) 未認識数理計算上の差異は,割引率に重要な変動が生じたため,前期に割引率の引下げを行ったことにより発生したものである。3.当期の数理計算に用いる割引率は年1.5 %,長期期待運用収益率は年2.56 %とする。4.当期の勤務費用は,250 百万円である。5.当期の年金資産からの年金給付支払額は300 百万円,掛金拠出額は200 百万円であった。6.当期における年金資産の実際運用収益率は年4.75 %であったため,数理計算上の差異が発生した。7.当期末に退職給付水準の引上げがあり,これに伴い過去勤務費用が125 百万円発生している。8.数理計算上の差異は,発生の翌期から費用処理期間10 年の定額法,過去勤務費用は,15 年間にわたり定額法で費用処理する方法を採用している。

正答 (6)
正答は (6)。退職給付費用は勤務費用・利息費用・期待運用収益・差異の償却を合わせて274百万円、引当金は394百万円です。 (単位:百万円) 【前期末の退職給付引当金】 1,400-900-未認識の数理計算上の差異(損失)180=320 【当期の退職給付費用】 勤務費用 250 利息費用 1,400×1.5%=21 期待運用収益 900×2.56%=23.04 → 23 数理計算上の差異の費用処理 180÷10年=18 過去勤務費用の費用処理 125÷15年=8.33 → 8
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250+21-23+18+8=274 当期に生じた年金資産の差異(実際運用収益 900×4.75%=43、期待との差 20 の利得)は、翌期から費用処理します。 【当期末の退職給付引当金】 320+274-掛金拠出 200=394 (確かめ:債務 1,400+250+21-300+125=1,496、資産 900+43+200-300=843、未認識 162+117-20=259、1,496-843-259=394)

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題15(金融庁 公表)出典元ページ

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