当社(決算は年1回,決算日は3 月31 日)は,X1 年6 月の株主総会での決議に基づき,X1 年7 月1 日付で従業員…

財務会計論 財務会計論 問題12

当社(決算は年1回,決算日は3 月31 日)は,X1 年6 月の株主総会での決議に基づき,X1 年7 月1 日付で従業員にストック・オプションを付与した。次の〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ〕に基づき,⒜X3 年3 月期の損益計算書に計上される株式報酬費用の金額および⒝X4 年3 月31 日現在の貸借対照表における新株予約権の金額の組合せとして,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,期間按分計算は月割によるものとする。(8点)〔資料Ⅰ〕1.従業員30 名に対して1 名当たり100 個のストック・オプションを付与した。2.権利行使により与えられる株式数はストック・オプション1個につき1 株である。3.権利行使時の払込金額は50 千円/株で,権利行使期限はX5年6 月末日である。4.ストック・オプションの付与日における公正な評価単価は6千円/個である。5.新株予約権の行使は,利益がX1年3 月期の利益に比して110 %以上であるときに,その翌期の7 月1 日から1 年間,認められる。6.ストック・オプションの一部行使および他者への譲渡はできない。また,権利行使に当たっては行使時に従業員であることを要し,退職時に権利は失効する。7.X1 年6 月の株主総会における決議に当たって,X2年3 月期の利益は,X1年3 月期比で105 %,X3年3 月期,X4年3 月期およびX5年3 月期の利益は,X1年3 月期比で115 %になると見込んでおり,業績条件の未達成による失効はないものと見込んでいる。くわえて,従業員の退職による失効もないものと見込んでいる。〔資料Ⅱ〕1.各期のX1年3 月期と比した利益実績および利益見込みの比率は次のとおりである。利益見込み会計期間 利益実績X3年3 月期 X4年3 月期 X5年3 月期X2年3 月期 106 % 116 % 116 % 116 %X3年3 月期 116 % ― 118 % 118 %X4年3 月期 120 % ― ― 118 %2.翌期以降の退職者見込みは,X2年3 月末日において0 名,X3年3 月末日において0 名であった。3.実際の退職者は,X2年3 月期2 名,X3年3 月期2 名,X4年3 月期0 名であった。4.X3 年7 月1 日からX4 年3 月末日までに従業員20 名が新株予約権を行使した。

正答 (3)
正答は (3)。X3年3月期の株式報酬費用は7,350千円、X4年3月末の新株予約権は行使されなかった6名分の3,600千円です。 業績条件(X1年3月期比110%以上)を満たす期の見込みで権利確定日を決め、対象勤務期間で費用を配分します。 【権利確定日と対象勤務期間】 X2年3月期は106%で未達、X3年3月期は116%の見込み(実績も116%) → 行使はX3年7月1日から。権利確定日はその前日X3年6月30日 → 対象勤務期間はX1年7月1日~X3年6月30日の24か月 【株式報酬費用】(単位:千円)
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X2年3月期 (30-2)名×100個×6×9/24=6,300 X3年3月期 (28-2)名×100個×6×21/24=13,650  13,650-6,300=7,350(⒜) X4年3月期 26名×600=15,600(確定)、15,600-13,650=1,950 【新株予約権】 確定額15,600のうち、行使された20名分 20×600=12,000は資本金等に振り替え 残高 15,600-12,000=3,600(⒝) 7,350千円と3,600千円の組合せで、(3) です。

出典:2024年(令和6年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題12(金融庁 公表)出典元ページ

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