「棚卸資産の評価に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

財務会計論 財務会計論 問題4

「棚卸資産の評価に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点)ア.棚卸資産の評価に収益性の低下を反映させる会計処理を適用するに当たって,製造業における原材料等のように再調達原価の方が把握しやすく,正味売却価額が当該再調達原価に歩調を合わせて動くと想定される場合には,再調達原価で評価しなければならない。イ.棚卸資産の範囲に含まれる事務用消耗品については,価格の下落が必ずしも収益性の低下に結びつかないため,価格の下落が物理的な劣化または経済的な劣化に起因している場合であっても,通常の販売目的で保有する棚卸資産と同様の簿価切下げを行う必要はない。ウ.通常の販売目的で保有する棚卸資産について,収益性の低下による簿価切下額は,重要性が乏しい場合を除き,注記による方法または売上原価等の内訳項目として独立掲記する方法により開示しなければならない。エ.トレーディング目的で保有する棚卸資産については,時価をもって貸借対照表価額とし,帳簿価額との差額は,当期の損益として処理する。この損益は,原則として,純額で売上高に表示する。

正答 (6)
正答は (6)。簿価切下額は注記か売上原価等の内訳項目として独立掲記し(ウ)、トレーディング目的は時価評価・純額で売上高に表示します(エ)。 「棚卸資産の評価に関する会計基準」を問う問題です。 【各記述】 ア 誤り。再調達原価の方が把握しやすく、正味売却価額がそれに歩調を合わせて動くと想定される場合は、継続適用を条件に再調達原価に「よることができる」とされています。義務ではありません。 イ 誤り。事務用消耗品などは価格の下落が必ずしも収益性の低下に結びつきませんが、物理的な劣化や経済的な劣化に起因する場合には、通常の販売目的の棚卸資産と同様に簿価切下げを行います。
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ウ 正しい。通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は、重要性が乏しい場合を除き、注記又は売上原価等の内訳項目として独立掲記して開示します。 エ 正しい。トレーディング目的で保有する棚卸資産は、時価を貸借対照表価額とし、帳簿価額との差額を当期の損益とします。この損益は原則として純額で売上高に表示します。 正しいのはウとエで、(6) です。

出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題4(金融庁 公表)出典元ページ

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