建設業を営むY社は,X1 年度において,顧客であるZ社のためにビルを建設する契約を締結した。次の〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ…
財務会計論 財務会計論 問題16
建設業を営むY社は,X1 年度において,顧客であるZ社のためにビルを建設する契約を締結した。次の〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ〕に基づき,Y社のX2 年度末の貸借対照表に計上される工事損失引当金の金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。ただし,計算結果に端数が生じる場合,百万円未満を四捨五入すること。(8点)〔資料Ⅰ〕1.契約で取り決められた工事収益総額は2,000 百万円,契約時における工事原価総額の見積額は1,850 百万円であった。2.工期は3 年(X1 年度~X3 年度)を予定している。3.この契約によって生じる履行義務は,一定の期間にわたり充足される単一の履行義務として処理するものと判断された。4.履行義務の充足に係る進捗度は,発生した原価を基礎としたインプット法に基づき,適切に見積もることができると判断された。〔資料Ⅱ〕1.X1 年度に発生した工事原価は564百万円であり,X1 年度末における工事原価総額の見積額は1,880 百万円に増加した。2.X2 年度に発生した工事原価は1,116 百万円であり,X2 年度末における工事原価総額の見積額は2,100 百万円に増加した。3.工事契約金額(工事収益総額)の見直しが行われる見込みはない。工事損失引当金
- (1)0 百万円
- (2)20 百万円
- (3)47 百万円
- (4)93 百万円
- (5)100 百万円
- (6)252 百万円
正答 (2)
正答は (2)。X2年度末の見積損失100百万円のうち、進捗度80%分はすでに損益に反映されているので、残り20%の20百万円を引当てます。
工事損失引当金は、見込まれる損失のうち、まだ計上していない部分を計上するものです(単位:百万円)。
【X2年度末の状況】
発生原価の累計:564+1,116=1,680
進捗度:1,680÷2,100=80%
見込まれる損失:工事収益総額2,000-工事原価総額2,100=-100
【既に計上した損益】
収益の累計:2,000×80%=1,600
解説の続きをみる続きを閉じる
原価の累計:1,680
損益の累計:1,600-1,680=-80
【工事損失引当金】
100-80=20(=100×(1-80%))
【ほかの選択肢】
(5) 100は、既に計上した損失80を差し引いていない額です 誤り
出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題16(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
「財務会計論」のほかの問題
- 2023年(令和5年)第Ⅱ回 財務会計論 問題6次の〔資料〕に基づき,X3 年度(X3 年4 月1 日~X4 年3 月31 日)末の貸借
- 2024年(令和6年)第Ⅰ回 財務会計論 問題8当社は月次決算を採用している。次の〔資料〕に基づき,当月(X2 年3 月1 日~X2 年
- 2025年(令和7年)第Ⅰ回 財務会計論 問題11「ストック・オプション等に関する会計基準」および「自己株式及び準備金の額の減少等に関する
- 2025年(令和7年)第Ⅱ回 財務会計論 問題17次の〔資料〕に基づき,S社の土地に関してX4 年度末のP社連結貸借対照表に計上する繰延税
- 2022年(令和4年)第Ⅰ回 財務会計論 問題20四半期財務諸表に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな
- 2022年(令和4年)第Ⅱ回 財務会計論 問題22企業結合および事業分離の会計に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番
スポンサーリンク

