社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

財務会計論 財務会計論 問題7

社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点)ア.社債発行のために直接支出した費用を,社債発行費として繰延資産に計上した場合は,社債の発行時から償還までの期間にわたり,原則として,利息法により償却する。イ.転換社債型新株予約権付社債以外の新株予約権付社債の発行企業は,新株予約権の対価部分を,いったん純資産の部に計上し,新株予約権の権利が行使され新株を発行したときは資本金または資本金および資本準備金に振り替え,権利が行使されずに権利行使期間が満了したときは,原則として,営業外収益に計上する。ウ.転換社債型新株予約権付社債の取得企業は,その取得価額を社債の対価部分と新株予約権の対価部分とに区別せず普通社債の取得に準じて処理し,権利を行使したときは株式に振り替える。エ.転換社債型新株予約権付社債の発行企業は,その払込金額を社債の対価部分と新株予約権の対価部分とに区分して処理する合理性はなく,これらを区分せず一括して処理しなければならない。

正答 (2)
正答は (2)。社債発行費は原則として利息法で償却し(ア)、転換社債型の取得者は区分せず普通社債に準じて処理する(ウ)からです。 【各記述】 ア 正しい。社債発行費を繰延資産に計上した場合は、社債の償還までの期間にわたり、原則として利息法で償却します。継続適用を条件に定額法も認められます。 イ 誤り。新株予約権が行使されずに権利行使期間が満了して失効したときは、失効に対応する額を、失効が確定した期の利益として原則として「特別利益」に計上します。営業外収益ではありません。 ウ 正しい。転換社債型新株予約権付社債の取得者は、取得価額を社債の対価部分と新株予約権の対価部分に区分せず、普通社債の取得に準じて処理し、権利を行使したときは株式に振り替えます。
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エ 誤り。転換社債型新株予約権付社債の発行者は、払込金額を社債と新株予約権に区分せず一括して処理する方法(一括法)と、区分して処理する方法(区分法)のいずれかを選べます。区分する合理性がないとされているわけではありません。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題7(金融庁 公表)出典元ページ

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