次の〔資料〕に基づき,キャッシュ・フロー計算書の「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分を作成するとき,①投資有価証券…

財務会計論 財務会計論 問題9

次の〔資料〕に基づき,キャッシュ・フロー計算書の「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分を作成するとき,①投資有価証券の売却による収入,および②有形固定資産の売却による収入の金額の組合せとして,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8点)〔資料〕1.前期末および当期末の貸借対照表における建物,建物減価償却累計額および投資有価証券の残高は次のとおりである。(△はマイナスの金額を表す。)科目 前期末 当期末建物 200 百万円 160 百万円建物減価償却累計額 △80 百万円 △70 百万円投資有価証券 45 百万円 18 百万円2.当期の損益計算書には,次の損益が計上されている。・減価償却費 40 百万円(全て建物に関する減価償却費であり,販売費及び一般管理費に計上されている。)・投資有価証券売却益 10 百万円・固定資産売却損 15 百万円3.当期首に建物の一部を売却した。ただし,当該建物について,当期分の減価償却費は計上していない。なお,この他に,建物の売却,除却および減損処理は行われていない。4.当期中に建物100 百万円を新規に取得した。5.前期末の貸借対照表に計上されている投資有価証券は,前期に取得したX社株式(取得原価40 百万円)であるが,これを当期中に売却した。また,当期中にY社株式(取得原価20 百万円)を取得し,これが当期末の貸借対照表に投資有価証券として計上されている。ただし,X社株式,Y社株式ともに,その他有価証券に分類される。なお,この他に投資有価証券の取得および売却はなかった。6.建物および投資有価証券の取得時および売却時において,未払・前払額および未収・前受額はなかった。7.売却に係る手数料等,および上記以外の資産に関する収入額・支出額はなかった。

正答 (3)
正答は (3)。X社株式は取得原価 40 に売却益 10 を加えた 50百万円、建物は売却した部分の簿価 90 から売却損 15 を引いた 75百万円で売れたからです。 【投資有価証券の売却による収入】(単位:百万円) 前期末の 45 は時価で、その他有価証券の評価差額は翌期首に戻すため、売却益は取得原価 40 との差で計算します。 収入:40 + 売却益 10 = 50 【建物の売却による収入】 売却した建物の取得原価:200 + 取得 100 − 160 = 140 売却した建物の減価償却累計額:前期末 80 + 当期の減価償却費 40 − 当期末 70 = 50
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売却した建物の帳簿価額:140 − 50 = 90 収入:90 − 売却損 15 = 75 当期首の売却で当期分の減価償却費を計上していないため、当期の減価償却費 40 は売却していない建物の分です。前期末の時価 45 を簿価とみて売却益 10 を加えると 55 になり、(5)・(6) の誤りにつながります。

出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題9(金融庁 公表)出典元ページ

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