「セグメント情報等の開示に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい…
財務会計論 財務会計論 問題19
「セグメント情報等の開示に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点)ア.マネジメント・アプローチに基づくセグメント情報は,企業の組織構造に基づく情報であるため,財務諸表の利用者にとって,企業間の比較や,同一企業の年度間の比較を行うことが容易になるという長所を持つ。イ.マネジメント・アプローチに基づくセグメント情報では,開示される各報告セグメントの利益(または損失)の合計額と,損益計算書に計上される利益(または損失)の金額が異なることがある。両者の金額に差異がある場合には,差異調整に係る事項を開示しなければならない。ウ.マネジメント・アプローチに基づくセグメント情報は,経営者の視点で企業を理解する情報を財務諸表利用者に提供することを目的としているため,セグメントの区分方法や測定方法は,経営者の実際の意思決定や業績評価に使用されている情報に基づいて決定される。エ.マネジメント・アプローチに基づくセグメント情報は,企業内部で利用されている情報に基づいて作成されるために,それを開示することで競争相手や顧客との関係において事業活動上の障害が生じると考えられる場合には,当該部分の開示が免除される。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (4)
正答は (4)。セグメント利益の合計と損益計算書の差異は調整を開示し(イ)、区分や測定は経営者が実際に使う情報に基づく(ウ)からです。
【各記述】
ア 誤り。マネジメント・アプローチは企業の組織構造に基づくため、企業ごとに区分が異なり、企業間の比較や、組織変更があった場合の年度間の比較が難しくなることが短所とされます。
イ 正しい。報告セグメントの利益の合計額と損益計算書の利益の金額が異なることがあり、その場合は差異調整に関する事項を開示します。
ウ 正しい。セグメント情報は経営者の視点で企業を理解できる情報を提供することを目的とし、セグメントの区分方法や測定方法は、経営者が実際に意思決定や業績評価に使っている情報に基づいて決めます。
エ 誤り。開示によって競争上の不利益が生じるおそれを理由とした開示の免除は認められていません。
正しいのはイとウで、(4) です。
出典:2025年(令和7年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題19(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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