次の〔資料〕に基づき,X2 年3 月末およびX3 年3 月末の貸借対照表に計上すべきその他資本剰余金および繰越利益剰余金…

財務会計論 財務会計論 問題8

次の〔資料〕に基づき,X2 年3 月末およびX3 年3 月末の貸借対照表に計上すべきその他資本剰余金および繰越利益剰余金の金額の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,資本金として計上する額については会社法に定める最低限度額とすること。(8点)〔資料〕1.X1 年4 月1 日におけるその他資本剰余金,繰越利益剰余金および自己株式の残高は,それぞれ120 千円,460 千円および0 円(株式数0 株)であった。2.X1 年5 月10 日に,自社発行の株式145 株を1 株当たり10 千円で取得し,当該取得額および買入手数料20 千円をあわせ,小切手を振り出して支払った。3.X1 年9 月25 日に,株式200 株を募集し,そのうち170 株は新株を発行し,残りは上記2.の自己株式を交付した。1 株当たりの払込額は8 千円であり,払込額を全て当座預金に預け入れた。4.X1 年10 月8 日に,上記2.の自己株式70 株を1 株当たり8 千円で処分し,手数料1 千円を差し引き,当座預金とした。5.X2 年3 月31 日の決算の結果,当期の利益は90 千円と算定された。6.X2 年5 月25 日に,株式100 株を募集し,そのうち60 株分は新株を発行し,残りは上記2.の自己株式を交付した。1 株当たりの払込額は12 千円であり,払込額を全て当座預金に預け入れた。7.X2 年12 月20 日に上記2.の残りの自己株式を消却した。8.X3 年3 月31 日の決算の結果,当期の利益は110 千円と算定された。その他資本剰余金 繰越利益剰余金X2 年3 月末 X3 年3 月末 X2 年3 月末 X3 年3 月末*表中における△は負の値であることを,また,―は0 円であることを意味する。

正答 (6)
正答は (6)。X2年3月末はその他資本剰余金の負の値20千円を繰越利益剰余金で埋めて0と530千円、X3年3月末は30千円と640千円です。 (単位:千円)新株発行と同時の処分差損は資本金等増加限度額から控除し(会社計算規則14条)、単独の処分差損はその他資本剰余金から減額します。 【X1年度】 5/10 自己株式145株×10=1,450。買入手数料20は取得原価に含めず営業外費用です。9/25 払込み200株×8=1,600。自己株式30株分の対価=1,600×30/200=240、帳簿価額300で処分差損60。この差損は資本金等増加限度額から差し引き、その他資本剰余金は変わりません。
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資本金等増加限度額=1,600×170/200−60=1,300(資本金650・資本準備金650) 10/8 自己株式70株を560で処分、帳簿価額700で処分差損140(手数料1は営業外費用) その他資本剰余金=120−140=−20 期末に負の値となったその他資本剰余金は0とし、繰越利益剰余金から減額します。 繰越利益剰余金=460+90−20=530、その他資本剰余金=0 【X2年度】 5/25 払込み100株×12=1,200。自己株式40株分の対価=480、帳簿価額400で処分差益80 → その他資本剰余金+80 資本金等増加限度額=1,200×60/100=720 12/20 残りの自己株式5株(帳簿価額50)を消却 → その他資本剰余金−50 その他資本剰余金=0+80−50=30 繰越利益剰余金=530+110=640 組合せは (6) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題8(金融庁 公表)出典元ページ

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