45歳、男性。身長170 cm、体重75 kg。早朝より激しい腹痛を訴え来院、急性膵炎と診断され入院となった。白血球数1…
午後の部 第136問
45歳、男性。身長170 cm、体重75 kg。早朝より激しい腹痛を訴え来院、急性膵炎と診断され入院となった。白血球数12,000/μ L、血清膵型アミラーゼ値820 IU/L、血清CRP(C反応性たんぱく質)値26.2 mg/dLであった。この患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。 2つ選べ。
- (1)入院時、輸液管理を実施した。
- (2)腹痛が治まったので、全粥食を開始した。
- (3)膵型アミラーゼ値が正常化したので、脂質を50 g/日とした。
- (4)退院時に、禁酒を指導した。
- (5)退院時に、たんぱく質制限食を指導した。
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。正しいのはこの2つです。
この患者は、白血球数12,000/μL、膵型アミラーゼ820 IU/L、CRP 26.2 mg/dLと炎症が強い急性膵炎です。
(1) 急性膵炎の初期は、膵臓を休ませるために絶食とし、輸液で水分・電解質・エネルギーを補います。循環を保つための十分な輸液が治療の基本です。
(4) アルコールは急性膵炎の主な原因の一つで、再発を防ぐため退院時には禁酒を指導します。
【ほかの選択肢】
(2) 腹痛がおさまったら、まず炭水化物が中心の流動食など、膵臓への刺激が少ないものから始め、段階的に全粥へ進める。いきなり全粥食にしない 誤り
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(3) 膵臓の分泌を刺激する脂質は、回復期にも少ない量(1日30 g程度まで)から始める。アミラーゼ値が正常になったからといって、すぐに50 gにしない 誤り
(5) たんぱく質を制限する必要はない。退院後は脂質を控えめにし、暴飲暴食を避けるよう指導する 誤り
出典:第28回 管理栄養士国家試験 問136(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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