空腸の一部、回腸全体及び回盲弁を切除し、残存小腸が約110 cmとなった短腸症候群の成人患者の病態である。誤っているのは…

午後の部 第145問

空腸の一部、回腸全体及び回盲弁を切除し、残存小腸が約110 cmとなった短腸症候群の成人患者の病態である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。 回腸と回盲弁を切除すると、食べ物を回腸でゆっくり運ぶしくみ(回腸ブレーキ)と、小腸から大腸への流れを調節する弁がなくなります。そのため腸の内容物の通過は速くなり、遅延はしません。 【ほかの選択肢】 (1) 回腸で胆汁酸が再吸収されず、胆汁酸が足りなくなって脂肪の吸収が落ち、脂肪性下痢になる 正しい (3) 脂肪の吸収が落ちると、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収も障害される 正しい (4) ビタミンB₁₂は内因子と結合して回腸の末端で吸収されるので、回腸を切除すると吸収できなくなる 正しい (5) 胆汁酸は回腸で再吸収されて肝臓に戻るので、回腸の切除で腸肝循環が障害される 正しい

出典:第28回 管理栄養士国家試験 問145(厚生労働省 公表)出典元ページ

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