静脈栄養補給法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。…
午後の部 第118問
静脈栄養補給法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)末梢静脈栄養では、1日に2,000 kcalの輸液を行うことができる。
- (2)末梢静脈栄養では、血漿浸透圧の5倍濃度の溶液を投与できる。
- (3)末梢静脈栄養では、アミノ酸濃度30%の溶液を投与できる。
- (4)中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが含まれる。
- (5)中心静脈栄養では、ビタミンB 1の投与が必要である。
正答 (5)
正答は (5)。中心静脈栄養では、ビタミンB₁の投与が必要です。
ブドウ糖を多く含む高カロリー輸液を、ビタミンB₁を入れずに投与すると、ピルビン酸がアセチルCoAへ進めずに乳酸がたまり、重い乳酸アシドーシスやウェルニッケ脳症を起こすことがあります。このため中心静脈栄養では、ビタミンB₁を含む総合ビタミン剤を必ず併用します。
【ほかの選択肢】
(1) 末梢静脈栄養で1日に2,000 kcalの輸液を行える 末梢静脈から投与できる濃度には限りがあり、1日におおむね1,000 kcal前後まで。2,000 kcalは中心静脈栄養でなければ難しい 誤り
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(2) 末梢静脈栄養で血漿浸透圧の5倍の溶液を投与できる 末梢静脈では浸透圧比がおよそ3まで。それより濃いと静脈炎を起こす 誤り
(3) 末梢静脈栄養でアミノ酸濃度30%の溶液を投与できる 末梢用の輸液のアミノ酸濃度は3%前後。30%のような濃い液は投与できない 誤り
(4) 中心静脈栄養の基本輸液剤にはセレンが含まれる 出題時点のわが国の高カロリー輸液の基本液や微量元素製剤にはセレンが含まれておらず、長期の中心静脈栄養でセレン欠乏が問題になっていた 誤り
出典:第30回 管理栄養士国家試験 問118(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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