遺伝子多型と倹約(節約)遺伝子に関する記述である。正しいのはどれか。 2つ選べ。…
午前の部 第70問
遺伝子多型と倹約(節約)遺伝子に関する記述である。正しいのはどれか。 2つ選べ。
- (1)フェニルケトン尿症は、遺伝子多型によって発症する。
- (2)遺伝子多型の出現頻度には、人種差は存在しない。
- (3)倹約(節約)遺伝子とは、体脂肪の蓄積しやすい体質を生む遺伝子である。
- (4)倹約(節約)遺伝子仮説を唱えたのは、リネン(Lynen F)である。
- (5)脱共役たんぱく質(UCP)遺伝子は、倹約(節約)遺伝子の候補である。
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。
(3) 倹約(節約)遺伝子は、少ないエネルギーを効率よく体脂肪としてため込む体質を生む遺伝子です。飢餓の多かった時代には生き延びるのに有利でしたが、食べ物の豊かな現代では肥満や2型糖尿病になりやすくなると考えられています。
(5) 熱を作る脱共役たんぱく質(UCP)の遺伝子は、β₃アドレナリン受容体の遺伝子などとともに、倹約遺伝子の候補とされています。働きの弱い型をもつと、エネルギー消費が少なくなり、太りやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) フェニルケトン尿症は遺伝子多型によって発症する フェニルケトン尿症は、フェニルアラニン水酸化酵素の遺伝子の変異による先天性代謝異常。遺伝子多型は、集団の1%以上にみられる塩基配列の違いで、それだけで病気になるわけではない 誤り
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(2) 遺伝子多型の出現頻度には人種差は存在しない 出現頻度は人種・民族で違う。日本人にはβ₃アドレナリン受容体の変異型をもつ人が多いとされる 誤り
(4) 倹約遺伝子仮説を唱えたのはリネン 1962年に唱えたのは遺伝学者のニール(Neel JV)。リネンはコレステロール・脂肪酸の代謝の研究で知られる生化学者 誤り
出典:第30回 管理栄養士国家試験 問70(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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