1990 年国際温度目盛(ITS-90)はさまざまな定義定点、補間計器を用いて定められている。次の温度計の中からITS-…
計量器概論及び質量の計量 計質 問8
1990 年国際温度目盛(ITS-90)はさまざまな定義定点、補間計器を用いて定められている。次の温度計の中からITS-90 の温度目盛を補間する計器ではないものを一つ選べ。
- (1)ヘリウム3 融解圧温度計
- (2)蒸気圧温度計
- (3)放射温度計
- (4)白金抵抗温度計
- (5)定積気体温度計
正答 (1)
正答は (1)。ヘリウム3 融解圧温度計は、ITS-90 の補間計器ではありません。
【(1) が当たる理由】
ヘリウム3 の融解圧(固体と液体が共存するときの圧力)を使う温度計は、0.9 mK から 1 K の極低温域の温度目盛である「2000年暫定低温温度目盛(PLTS-2000)」の基礎になるものです。ITS-90 の下限は 0.65 K で、その補間計器には含まれません。
【ITS-90 の補間計器】
(2) 蒸気圧温度計:0.65 K から 5.0 K では、ヘリウム3・ヘリウム4 の蒸気圧と温度の関係で温度を定めます。 補間計器
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(5) 定積気体温度計:3.0 K からネオンの三重点(24.5561 K)までは、ヘリウムを使う補間用の定積気体温度計で温度を定めます。 補間計器
(4) 白金抵抗温度計:平衡水素の三重点(13.8033 K)から銀の凝固点(961.78 ℃)までは、標準用白金抵抗温度計で補間します。 補間計器
(3) 放射温度計:銀の凝固点より高い温度は、プランクの放射則に基づき、放射温度計で定めます。 補間計器
【ポイント】
ITS-90 は「定義定点(三重点・凝固点など)」と「補間計器(蒸気圧温度計・気体温度計・白金抵抗温度計・放射温度計)」の組み合わせで目盛を作ります。温度域ごとにどの計器を使うかを、低い方から順に並べて覚えると整理しやすくなります。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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