計量法の基準器検査規則で規定する基準台手動はかりの性能検査において、検査項目とその検査方法を示した次の組合せの中から誤っ…
計量器概論及び質量の計量 計質 問22
計量法の基準器検査規則で規定する基準台手動はかりの性能検査において、検査項目とその検査方法を示した次の組合せの中から誤っているものを一つ選べ。
- (1)(検査項目)繰返し性 (検査方法と評価方法)同一質量で5 回計量したときの器差変化
- (2)(検査項目)さおしぼり (検査方法と評価方法)目盛さおと平行および直角方向に水平の力を加えたときの器差
- (3)(検査項目)零点の変化 (検査方法と評価方法)使用時の環境温度変化による計量値の変化
- (4)(検査項目)台しぼり (検査方法と評価方法)載せ台に水平方向の力を加えたときの器差
- (5)(検査項目)休み装置 (検査方法と評価方法)動作によって刃と刃受けの位置関係が変化したときの器差
正答 (3)
正答は (3)。これが誤っている組合せです。
【(3) が誤りの理由】
基準器検査規則では、基準台手動はかりの「零点の変化」の検査は、器差の検査の前と後で、何も載せていないときの表示(つり合いの位置)の差を求めて行います。荷重をかけて計量したことで零点がずれないかを確かめる検査です。「使用時の環境温度変化による計量値の変化」を見るものではないので、(3) は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 繰返し性は、同じ質量を繰り返し載せて計量したときの器差のばらつきを確かめる検査です(基準器検査規則では、ひょう量に相当する質量を負荷して行います)。 正しい
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(2) さおしぼりは、ひょう量の約4分の1に相当する質量を加え、目盛さおを静かに各方向に動かしたときの器差を確かめる検査です(基準器検査規則第106条)。 正しい
(4) 台しぼりは、載せ台の中央に質量を置き、載せ台に前後左右の水平の力を加えたときの器差を確かめる検査です。 正しい
(5) 休み装置は、はかりを使わないときに刃と刃受けを離して守る装置です。この装置を動かしたことで刃と刃受けの位置関係が変わり、器差が変わらないかを確かめます。 正しい
【ポイント】
基準台手動はかりは、てこ・刃・目盛さおで構成された機械式のはかりです。検査項目は、てこや刃の動きによる誤差(さおしぼり・台しぼり・休み装置)と、零点・繰返しの安定性に分けて整理すると覚えやすくなります。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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