表のA〜D地点の地上気象観測データは、ある台風が八重山・宮古島地方を北上して通過した日の与那国島、西表島、石垣島、宮古島…

専門知識 専門知識 問10

表のA〜D地点の地上気象観測データは、ある台風が八重山・宮古島地方を北上して通過した日の与那国島、西表島、石垣島、宮古島のいずれかの地点(図中の●印)の海面気圧と風の観測データである。この観測データから台風の移動経路を考察し、下図の台風経路①〜⑤の中から最も適切なものを1つ選べ。なお、図中の×印は06時、▲印は18時の台風の位置を示す。

気象予報士 令和4年度第2回(第59回) 専門知識 問10の表気象予報士 令和4年度第2回(第59回) 専門知識 問10の選択肢の図
正答 ③
正答は ③。台風経路 ③ が最も適切です。 【表の読み】(経路図の①〜⑤は左から順に並んでいます) A地点:海面気圧が11〜12時に968hPa台まで下がり、その時刻に風速が3.5〜6.5m/sと急に弱まっています。風向は東北東→北東→北西→西→南西と反時計回りに変わっています。中心(眼)がごく近くを通り、しかも風向が反時計回りに変わることから、中心は地点の東側を通過したと考えられます。 D地点:気圧の最低は15〜16時の972hPa台で、風向は北東→北→北西→西北西と反時計回り。中心がやや遅れて、地点の東〜北東側を通ったと考えられます。
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C地点:気圧の下がり方は小さく(最低991hPa)、北〜北北西の風が続きます。中心から西に離れた地点です。 B地点:気圧の下がり方が最も小さく(993〜997hPa)、東南東〜南東の風。中心から東に離れた地点です。 【経路との照合】 A は中心がすぐ東を通った石垣島、D はその西の西表島、C はさらに西の与那国島、B は東の宮古島と考えられます。経路③は、石垣島のすぐ東を北上してから北西へ向きを変え、西表島の北東側を通る経路で、A・D の気圧と風向の変化と合います。 【ほかの選択肢】 ①② 西表島付近やその西を通る経路では、石垣島は中心の東側になり、風向は時計回り(東→南東→南)に変わるはずです。誤り ④⑤ 石垣島と宮古島の間や宮古島付近を通る経路では、石垣島で中心がほぼ真上を通るような気圧の低下と風の弱まりは起こらず、宮古島(B)の気圧ももっと下がるはずです。誤り 【ポイント】 北半球では、中心が観測点の東側(右側)を通ると風向は反時計回り、西側を通ると時計回りに変わります。

出典:令和4年度第2回(第59回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問10(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

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