気象庁の気象観測ガイドブックに示されている観測機器の設置について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとし…

専門知識 専門知識 問1

気象庁の気象観測ガイドブックに示されている観測機器の設置について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。(a) 超音波式積雪計の測定面は、コンクリートや鉄板などを敷かず、自然な状態で水平を確保することが推奨されている。(b) 風向風速計を建物の屋上に設置する場合は、建物自体による風の乱れが小さくなるように、屋上の端に設置することが推奨されている。(c) 温度計や湿度計が収容されている通風筒は、風通しの良い日陰に設置することが推奨されている。

正答 ③
正答は ③。(a) 正・(b) 誤・(c) 誤 の組み合わせです。 【下線部ごとの正誤】 (a) 正しい。超音波式積雪計は、上から超音波を当てて雪面までの距離を測ります。測定面にコンクリートや鉄板を敷くと、地面からの熱の伝わり方が自然の地面と変わり、雪の積もり方や融け方が周囲と違ってしまいます。そのため、自然な地面の状態のまま水平を確保することが推奨されています。 (b) 誤り。建物の屋上の端では、建物にぶつかった風が屋上の縁で剥がれて乱れが大きくなります。屋上に設置する場合は、建物の影響を受けにくいよう、屋上の中央付近に、屋上面から十分な高さをとって設置することが推奨されています。
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(c) 誤り。通風筒は、日射を遮りながら空気を送り込んで気温や湿度を正しく測るための装置です。周囲の気温を代表させるために、建物や樹木の陰になる場所ではなく、日当たりと風通しの良い開けた場所(芝生など)に設置することが推奨されています。日陰に置くと、その場所だけの局所的な気温を測ってしまいます。 【ポイント】 観測機器は「その地域の代表的な値」を測れる場所に置きます。風は周囲の障害物の影響の小さい所、気温は日当たり・風通しの良い所、が原則です。

出典:令和7年度第2回(第65回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問1(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

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