気象庁が発表している竜巻発生確度ナウキャストについて述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記…

専門知識 専門知識 問7

気象庁が発表している竜巻発生確度ナウキャストについて述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。(a) 竜巻発生確度ナウキャストでは、気象ドップラーレーダーのデータなどから「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の程度」を10km格子単位で解析し、その結果と1時間後までの予測を提供している。(b) 竜巻発生確度ナウキャストでは、数値予報で予測された上空の風や気温などの分布を用いて、竜巻などの激しい突風の発生に関連の深い指数を計算して、予測に用いている。(c) 竜巻発生確度ナウキャストの1時間後までの予測に発生確度2が現れる地域には、竜巻注意情報が発表される。(d) 竜巻発生確度ナウキャストの発生確度1となっている地域では、発生確度2の地域より竜巻などの激しい突風が発生する可能性が低く、時間的にも発生までに猶予がある。

正答 ③
正答は ③。(a) 正・(b) 正・(c) 誤・(d) 誤 の組み合わせです。 【記述ごとの正誤】 (a) 正しい。竜巻発生確度ナウキャストは、気象ドップラーレーダーの観測(メソサイクロンの検出など)や数値予報の環境場の予測などから、竜巻などの激しい突風が発生する可能性の程度を10km格子単位で解析し、その結果と1時間後(60分先)までの予測を10分ごとに提供しています。 (b) 正しい。数値予報で予測された上空の風や気温・水蒸気の分布から、大気の不安定さや風の鉛直シアなど、竜巻などの激しい突風の発生と関係の深い指数を計算して、予測に用いています。
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(c) 誤り。竜巻注意情報は、竜巻発生確度ナウキャストで発生確度2が現れた(発生確度2がかかる)県などに発表されます。気象庁の解説では、ごく近い時間(20分後程度)までの予測で発生確度2がかかる地域が対象とされており、1時間後までの予測のどこかに発生確度2が現れるだけで発表されるわけではありません。 (d) 誤り。発生確度1は、発生確度2より激しい突風の発生する可能性(予測の適中率)が低いのは正しいのですが、発生確度1と2の違いは可能性の程度の違いで、発生までの時間的な切迫度を表すものではありません。発生確度1の地域でも、すぐに突風が発生することがあります。 【ポイント】 発生確度2は「適中率は高いが見逃しが多い(絞り込んだ予測)」、発生確度1は「見逃しは少ないが適中率は低い(広めの予測)」です。どちらも時間の猶予を示すものではありません。 ※2026年10月時点では、竜巻注意情報は「気象防災速報(竜巻注意)」の名称で発表されています。

出典:令和7年度第2回(第65回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問7(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

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