気象庁で作成している解析積雪深・解析降雪量について述べた次の文(a)〜(d)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを…
専門知識 専門知識 問11
気象庁で作成している解析積雪深・解析降雪量について述べた次の文(a)〜(d)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。(a) 解析積雪深・解析降雪量は、積雪の深さと降雪量の実況を、積雪計による観測が行われていない地域を含めて、1時間ごとに約5km四方の細かさで面的に推定したものである。(b) 解析積雪深は、解析雨量や局地モデルなどの降水量、気温、日射量などを積雪変質モデルに与えて新たな積雪の深さを計算した後、アメダスの積雪計の観測値で補正して作成される。(c) 解析積雪深を求める際に用いられる積雪変質モデルでは、新たに積もる雪の量、とける雪の量を計算することで積雪の深さを求めており、時間の経過により積雪が沈み込む効果までは考慮されていない。(d) 解析積雪深・解析降雪量の精度が低下する可能性がある気象条件として知られているのは、風が強い場合、地上の気温が1〜3℃前後の場合、上空数百〜千メートル程度に暖かい空気が入っている場合などである。
- ①(a): 正 (b): 正 (c): 正 (d): 正
- ②(a): 正 (b): 正 (c): 誤 (d): 正
- ③(a): 正 (b): 誤 (c): 誤 (d): 誤
- ④(a): 誤 (b): 正 (c): 誤 (d): 正
- ⑤(a): 誤 (b): 誤 (c): 正 (d): 誤
正答 ②
正答は ②。(a) 正・(b) 正・(c) 誤・(d) 正 の組み合わせです。
【下線部ごとの正誤】
(a) 正しい。解析積雪深・解析降雪量は、積雪計で観測していない地域も含めて、積雪の深さと降雪量の実況を、1時間ごとに約5km四方の細かさで面的に推定したものです。
(b) 正しい。解析積雪深は、解析雨量や数値予報(局地モデルなど)の降水量・気温・日射量などを積雪変質モデルに与えて積雪の深さを計算し、その結果をアメダスの積雪計の観測値で補正して作成されます。
(c) 誤り。積雪変質モデルは、新たに積もる雪の量や融ける雪の量だけでなく、積もった雪が自分の重さなどで時間とともに締まって沈み込む効果(圧密)も考えて、積雪の深さを計算しています。沈み込みを考えないと、降り積もった雪の深さが実際より大きく見積もられてしまいます。
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(d) 正しい。風が強い場合(雪が風で運ばれる)、地上の気温が1〜3℃前後の場合(雨か雪かの判別が難しい)、上空数百〜千m程度に暖かい空気が入っている場合(上空で雪が融ける)などは、解析積雪深・解析降雪量の精度が低下する可能性がある条件として知られています。
【ポイント】
202501 の専門 問7 と同じ情報です。積雪変質モデルは「積もる・融ける・締まる」を計算するモデルで、「雪が風で動く」効果は考えていません。
出典:令和8年度第1回(第66回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問11(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ
最終更新日
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