地球大気の鉛直構造や組成について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 …

一般知識 一般知識 問1

地球大気の鉛直構造や組成について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。(a) 1 月や7月の中間圏界面付近の気温は、夏極付近の方が冬極付近より高い。(b) 成層圏界面付近より上の高度における乾燥空気の組成は、高度が高いほど分子量の小さい気体の割合が多くなっている。(c) 対流圏内では、乾燥空気における窒素と酸素を合わせた比率(体積比)は約97%である。

正答 ⑤
正答は ⑤。(a) 誤・(b) 誤・(c) 誤 の組み合わせです。 【記述ごとの正誤】 (a) 誤り。中間圏界面付近の気温は、夏極付近の方が冬極付近より「低く」なります。夏半球で上昇し冬半球で下降する子午面循環があり、夏極では上昇流による断熱冷却、冬極では下降流による断熱昇温が起こるためです。夏極の中間圏界面は、地球大気で最も低温(−130℃前後になることもある)の場所です。 (b) 誤り。乱流による混合が強く働く高度約80〜90km(中間圏界面付近)までは、窒素・酸素などの組成の比率がほぼ一定です(均質圏)。成層圏界面(約50km)より上でもしばらくは組成が変わらず、分子量の小さい気体の割合が高さとともに増えていくのは、分子拡散が効く約90kmより上の非均質圏です。
解説の続きをみる続きを閉じる
(c) 誤り。乾燥空気の体積比は、窒素が約78%、酸素が約21%なので、合わせると約99%です。約97%ではありません。残りの約1%のほとんどがアルゴンです。 【ポイント】 均質圏の上端は「約80〜90km」で、成層圏界面ではありません。夏極の中間圏界面が最も冷たいことと合わせて、毎年のように問われます。

出典:令和8年度第1回(第66回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する一般知識)問1(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「一般知識」のほかの問題

  1. 令和4年度第1回(第58回) 一般知識 問1地球大気の鉛直構造や化学組成について述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正
  2. 令和4年度第2回(第59回) 一般知識 問4雲の中の降水粒子の成長について述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいも
  3. 令和5年度第1回(第60回) 一般知識 問10風の弱い晴れた日の平坦な陸上で見られる大気境界層(接地境界層と対流混合層)の一般的な特徴
  4. 令和5年度第2回(第61回) 一般知識 問14気象庁以外の者が行う気象観測について述べた次の文(a)〜(d)の正誤について、下記の①〜
  5. 令和6年度第2回(第63回) 一般知識 問3図に示すように、標高0m の平野にある標高1500m の山を考える。大気はどこでも気温減
  6. 令和7年度第1回(第64回) 一般知識 問7大気における地表面の摩擦の効果について述べた次の文章の(a)~(d)に入る式と語句の組み

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク