移動式クレーンの種類、型式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第2問
移動式クレーンの種類、型式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)トラッククレーン用のキャリアは、搭載される上部旋回体の質量によって、前輪が1軸から3軸、後輪が1軸から4軸になっている。
- (2)オールテレーンクレーンは、特殊な操向機構とハイドロニューマチック(油空圧式)サスペンションを装備し、不整地の走行や狭所進入性に優れている。
- (3)ラフテレーンクレーンは、ホイールクレーンに含まれるもので、前二輪操向、後二輪操向、四輪操向、かに操向の4種類のステアリングモードを有しているため、狭隘地での機動性に優れている。
- (4)積載形トラッククレーンには、通常、「PTO」と呼ばれるクレーン作業専用の原動機が走行用原動機とは別に搭載されており、クレーン作動は「PTO」から動力が伝達された油圧装置により行われる。
- (5)トラッククレーン及びホイールクレーンのキャリアには、通常、張出しなどの作動を油圧方式で行うH形又はX形のアウトリガーが備え付けられている。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でありません。
PTOは「クレーン作業専用の原動機」ではありません。走行用原動機の動力を取り出す装置(動力取出装置)です。
積載形トラッククレーンには、クレーン専用のエンジンは積まれていません。走行用のエンジンの回転をPTOで取り出し、油圧ポンプを回します。だから、クレーン作業中もエンジンは走行用のものが回っています。
【ほかの選択肢】
(1) トラッククレーン用のキャリアは、搭載される上部旋回体の質量に
よって、前輪が1軸から3軸、後輪が1軸から4軸になっている 正しい
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(2) オールテレーンクレーンは、特殊な操向機構とハイドロニューマチック
(油空圧式)サスペンションを装備し、不整地の走行や狭所進入性に
優れている 正しい
(3) ラフテレーンクレーンは、前二輪操向、後二輪操向、四輪操向、
かに操向の4種類のステアリングモードを有している 正しい
(5) トラッククレーン及びホイールクレーンのキャリアには、H形または
X形のアウトリガーが備え付けられている 正しい
【PTOとは】
Power Take Off 動力取出装置
トラックの変速機から回転を取り出す仕掛けです。ダンプの荷台を上げるのにも同じ仕組みが使われます。
【かに操向とは】
前後の車輪を同じ向きに切り、車体を斜めに平行移動させる
狭い現場で、向きを変えずに横へずれられます。ラフテレーンクレーンが狭い場所に強いのは、この機能によるものです。
出典:移動式クレーン運転士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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