クローラクレーンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第3問
クローラクレーンに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)クローラクレーン用下部走行体は、走行フレームの後方に遊動輪、前方に起動輪を配置してクローラベルトを巻いたもので、起動輪を動力で回転させて走行する。
- (2)鋳鋼又は鍛鋼製のクローラベルトには、シューをリンクにボルトで取り付ける一体型と、シューをピンでつなぎ合わせる組立型がある。
- (3)平均接地圧(kPa又はkN/m²)は、一般に、全装備質量(t)に9.8(m/s²)を掛けた数値を、クローラベルトの接地する総面積(m²)で割ったもので表される。
- (4)クローラクレーン用下部走行体の起動輪の軸中心から遊動輪の軸中心までの距離をクローラ中心距離といい、この距離が長いほど左右の安定が良いため、クローラクレーンは、一般に、クローラ中心距離を長くすることができる構造になっている。
- (5)クローラベルトのシューには、幅の広いものと狭いものがあり、シューを取り換えることにより旋回速度を変えることができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
平均接地圧は、全装備質量(t)に9.8(m/s²)を掛けた数値を、クローラベルトの接地する総面積(m²)で割ったもので表されます。
平均接地圧 = 全装備質量 × 9.8 ÷ 接地総面積
地面を単位面積あたりどれだけの力で押しているか、という値です。これが大きいと、軟らかい地盤に沈み込みます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 走行フレームの前方に遊動輪、後方に起動輪を配置する。
設問は逆
(2) 一体型と組立型が入れ替わっている。シューをピンでつなぎ
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合わせるのが一体型、シューをリンクにボルトで取り付けるのが組立型
(4) 起動輪の軸中心から遊動輪の軸中心までの距離は接地長。
クローラ中心距離は、左右のクローラの中心間の距離で、これが長いほど左右の安定が良い
(5) シューを取り換えて変わるのは接地圧。旋回速度は変わらない
【接地長とクローラ中心距離】
接地長 前後の安定に効く
クローラ中心距離 左右の安定に効く
クローラクレーンの安定は、この二つで決まります。名前と向きを結び付けて覚えます。
【幅の広いシューを使うわけ】
接地面積が増え、平均接地圧が下がる
軟弱地盤で沈まないようにするためです。そのかわり車体が広くなり、運搬に手間がかかります。
【起動輪を後方に置くわけ】
前進するとき、クローラベルトの張り側が下(接地側)になる
出典:移動式クレーン運転士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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