プロペラに働く力の説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。 (1)~(5)の中から選べ。…

ピストン発動機 第19問

プロペラに働く力の説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。 (1)~(5)の中から選べ。(A)ブレードには回転することにより圧縮、曲げ、引張り、ねじり応力が発生する。(B)ブレードに作用する遠心ねじりモーメントは遠心力により生じ常に高ピッチ方向に回そうとする。(C)ブレードに作用する空力ねじりモーメントは特定のピッチ角において生じ常に低ピッチ方向に回そうとする。(D)ブレードに生じる曲げ応力は先端部で最大となる。

正答 (5)
正答は (5)。(A)〜(D)はすべて誤りです。 (A)誤り。回転するブレードに働くのは、遠心力による引張り応力、推力とトルクによる曲げ応力、遠心ねじりモーメントと空力ねじりモーメントによるねじり応力です。回転によって圧縮応力が生じるとはしません。(B)誤り。遠心ねじりモーメントは、遠心力でブレードの前縁側と後縁側の質量が回転面に並ぼうとして生じ、ブレードを「低ピッチ」の方向に回そうとします。(C)誤り。空力ねじりモーメントは、ブレードの風圧中心がピッチ変更の軸より前にあるために生じ、ふつうはブレードを「高ピッチ」の方向に回そうとします(風車状態では向きが変わります)。特定のピッチ角でだけ生じるものでもありません。(D)誤り。推力による曲げモーメントは、外側の推力が積み重なる根元に近いほど大きくなります。先端部で最大にはなりません。
解説の続きをみる続きを閉じる
【二つのねじりモーメント】 遠心ねじりモーメント 低ピッチ方向 空力ねじりモーメント 高ピッチ方向 一般に遠心ねじりモーメントの方が大きいので、両者を合わせると、ブレードは低ピッチの方向に回されようとします。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 二等航空整備士(飛行機) ピストン発動機 問19(国土交通省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「ピストン発動機」のほかの問題

  1. 令和2年7月期 第1問次の文は耐空性審査要領の「定義」を記述したものである。文中の(ア)~(エ)に入る語句の組
  2. 令和3年3月期 第3問完全ガスの状態変化の説明で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の
  3. 令和3年11月期 第4問エンジン出力の説明で次のうち誤っているものはどれか。
  4. 令和4年11月期 第10問燃料制御系統の目的で(A)~(D)のうち正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から
  5. 令和5年7月期 第15問下記の条件におけるピストン・エンジンの圧縮比で次のうち最も近い値を選べ。
  6. 令和元年7月期 第15問べーパ・ロックの発生原因で次のうち誤っているものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク