図に示す理想的なB級動作をするコンプリメンタリSEPP回路において、トランジスタTr1のコレクタ電流の最大値ICm1及び…
無線工学の基礎 無線工学の基礎 A-13
図に示す理想的なB級動作をするコンプリメンタリSEPP回路において、トランジスタTr1のコレクタ電流の最大値ICm1及び負荷抵抗RL〔Ω〕で消費される最大電力Pmoの値の組合せとして、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、二つのトランジスタTr1及びTr2の特性は相補的(コンプリメンタリ)で、入力は単一正弦波とする。
- (1)ICm1: 2.0〔A〕 Pmo: 20〔W〕
- (2)ICm1: 2.0〔A〕 Pmo: 18〔W〕
- (3)ICm1: 1.5〔A〕 Pmo: 20〔W〕
- (4)ICm1: 1.5〔A〕 Pmo: 18〔W〕
- (5)ICm1: 1.0〔A〕 Pmo: 8〔W〕
正答 (2)
正答は (2)。B級SEPPでは出力電圧の最大値が電源電圧Vまで振れるので、ICm1=V/RL=2A、Pmo=V²/(2RL)=18Wです。
Tr1は正の半周期、Tr2は負の半周期を受け持ちます。理想的なB級動作では、負荷にかかる電圧の最大値はトランジスタの電源電圧V=18Vまで振れます。
ICm1=V/RL=18/9=2.0〔A〕
負荷の電圧は最大値18Vの正弦波なので、実効値は 18/√2 です。最大出力電力は
Pmo=(V/√2)²/RL=V²/(2RL)
解説の続きをみる続きを閉じる
=18²/(2×9)=324/18=18〔W〕
【ほかの選択肢】
(1) (3) 20W は計算と合いません
(3) (4) 1.5A は計算と合いません
(5) 1.0A は電源電圧を半分の9Vとした値で、8W も計算と合いません。この回路は正負2つの電源を持ち、それぞれ18Vです
【見分け方】
正負2電源のSEPPは、各電源の電圧Vが出力の最大振幅になります。最大出力は V²/(2RL) で覚えます。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 A-13(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学の基礎」のほかの問題
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-15図に示す整流回路において、静電容量C1 の電圧VC1 及びC2 の電圧VC2 の最も近い
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-18図に示す回路の抵抗R=500〔Ω〕で消費される電力P を直流電流計A の指示値I〔A〕と
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 B-3 ア次の記述は、P ゲート逆阻止3 端子サイリスタについて述べたものである。このうち正しいも
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 B-3 エ次の記述は、P ゲート逆阻止3 端子サイリスタについて述べたものである。このうち正しいも
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-2図1 に示す平均磁路長l が50〔mm〕の環状鉄心A の中に生じる磁束と、図2 に示すよ
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-5次の記述は、図1 に示すブリッジ回路によって、抵抗RX を求める過程について述べたもので
スポンサーリンク


