次の記述は、FM 放送に用いられるエンファシスについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A A-1
次の記述は、FM 放送に用いられるエンファシスについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- (1)送信機では周波数変調する前の信号の高域の周波数成分を強調(プレエンファシス)する。
- (2)受信信号の信号対雑音比(S/N)を改善するために用いられる。
- (3)受信機では復調した後に送信側と逆の特性で高域の周波数成分を低減(ディエンファシス)する。
- (4)受信機の入力端で一様な振幅の周波数特性を持つ雑音は、復調されると三角雑音になり周波数が高くなるほどその振幅値が小さくなる。
- (5)送受信機間の総合した周波数特性は、プレエンファシス回路とディエンファシス回路の時定数を同じものとすることにより、平坦になる。
正答 (4)
正答は (4)。FMの復調後の雑音は三角雑音で、周波数が高くなるほど振幅が「大きく」なるので、記述は逆です。
FMでは、受信機入力で一様な雑音も、復調すると周波数に比例した振幅になります(三角雑音)。高い周波数ほど雑音が大きいので、送信側で高域を強調し(プレエンファシス)、受信側で同じだけ弱める(ディエンファシス)と、信号は元に戻り、高域の雑音だけが減ってS/Nが改善します。
【ほかの選択肢】
(1) 送信側で変調前に高域を強調します 正しい
(2) 目的はS/Nの改善です 正しい
(3) 受信側で復調後に逆の特性で高域を下げます 正しい
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(5) 時定数をそろえると総合特性が平坦になります 正しい
【覚え方】
FMの雑音は「高域ほど大きい三角雑音」なので、高域を強調して送る、と結びつけます。
出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学A A-1(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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