次の記述は、超短波(VHF)帯及び極超短波(UHF)帯の電波の見通し外伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべ…
無線工学B 無線工学B B-4 ウ
次の記述は、超短波(VHF)帯及び極超短波(UHF)帯の電波の見通し外伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 電波は、障害物があると[ア]によりその裏側にも回り込んで伝搬する。そのために球面大地上の見通し外伝搬において、伝搬路の途中に[イ]がある場合、それがない場合に比べて[ア]により受信電界強度が上がることがある。(2) 大気は乱流により絶えず変動しているため、[ウ]が周囲とは違った領域が生じている。この領域で電波が散乱され、見通し外にも伝搬する。この現象を利用する対流圏散乱通信において受信される電波は、多くの散乱体によって散乱されて到来した振幅及び[エ]が異なる多くの波の合成波であるので、[オ]フェージングを生じる。[ウ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)回折
- (2)山岳
- (3)屈折率
- (4)位相
- (5)レイリー
- (6)反射
- (7)河川
- (8)導電率
- (9)周期
- (10)ダクト形
正答 (3)
正答は (3)。大気の乱流で屈折率が周りと違う小さな領域ができ、そこで電波が散乱されて見通し外へ届きます(対流圏散乱)。
対流圏の空気は乱流で絶えずかき混ぜられ、温度や湿度のむらから屈折率が周りと違う領域ができます。電波がこの領域に当たると散乱され、ごく一部が見通し外の受信点に届きます。これを利用するのが対流圏散乱通信で、受信電力は小さいので、大電力の送信機と利得の大きいアンテナを使います。
【紛らわしい語】
(8) 導電率 大気中で散乱を起こすのは、導電率ではなく屈折率のむらです
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B B-4 ウ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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