次の記述は、図のように特性インピーダンスがZ0〔Ω〕の平行二線式給電線と入力抵抗RL〔Ω〕のアンテナを接続した回路の短絡…
無線工学B 無線工学B A-9
次の記述は、図のように特性インピーダンスがZ0〔Ω〕の平行二線式給電線と入力抵抗RL〔Ω〕のアンテナを接続した回路の短絡トラップ(スタブ)による整合について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、アンテナ接続点から距離l1〔m〕の点P、P'に、特性インピーダンスがZ0〔Ω〕、長さl2〔m〕の短絡トラップが接続され整合しているものとする。なお、短絡トラップを接続していないとき、点P、P'からアンテナ側を見たアドミタンスは、(1/Z0)+jB〔S〕とする。
- (1)短絡トラップを接続していないとき、定在波電圧が最大又は最小となる点からアンテナ側を見たインピーダンスは純抵抗である。
- (2)短絡トラップのアドミタンスは、+jB〔S〕である。
- (3)短絡トラップの長さを変えたとき、点P、P'から短絡トラップ側を見たインピーダンスは、誘導性から容量性まで変化する。
- (4)短絡トラップを接続したとき、点P、P'からアンテナ側を見たアドミタンスは、1/Z0〔S〕である。
- (5)スミスチャートを用いて、l1 とl2 の大きさを求めることができる。
正答 (2)
正答は (2)。点P、P'の +jB を打ち消すには、短絡トラップのアドミタンスは -jB でなければなりません。+jB としたこれが誤りです。
点P、P'からアンテナ側を見たアドミタンス 1/Z0+jB は、実部がすでに 1/Z0 です。ここに並列に短絡トラップをつなぎ、そのアドミタンスを -jB にすると、合計は 1/Z0 となって給電線と整合します。
【ほかの選択肢】
(1) 定在波電圧の最大・最小の点では電圧と電流が同相で、インピーダンスは純抵抗 正しい
(3) 短絡線の入力インピーダンスは jZ0 tanβl2 で、長さで誘導性から容量性まで変わる 正しい
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(4) 整合しているので、点P、P'から見たアドミタンスは 1/Z0 正しい
(5) スミスチャートを使って l1 と l2 を求められる 正しい
出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B A-9(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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