次の記述は、図に示すデジタル無線通信に用いられるトランスバーサル自動等化器の原理的構成例等について述べたものである。[ …
無線工学A 無線工学A B-3 エ
次の記述は、図に示すデジタル無線通信に用いられるトランスバーサル自動等化器の原理的構成例等について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。(1) 周波数選択性フェージングなどによる伝送特性の劣化は、波形ひずみとなって現れるため、[ア]が大きくなる原因となる。トランスバーサル自動等化器は、波形を補償する[イ]の一つである。(2) 図に示すように、トランスバーサル自動等化器は、[ウ]ずつパルス列を遅らせ、それぞれのパルスに重み係数(タップ係数)を乗じ、重み付けをして合成することにより、理論的に周波数選択性フェージングなどより生じた符号間干渉を打ち消すことができる。(3) 重み付けの方法は、図に示すように合成器の出力を識別器に入れ、識別時点における必要とする信号レベルとの誤差を検出し、この誤差が前後のどのパルスから生じたのかを、ビットと乗算して[エ]を検出し判定する。これにより、符号間干渉を与えているパルスに対するタップ係数を制御して誤差を打ち消す。(4) QAM など直交した搬送波間の干渉に対処するには、図に示す構成例による回路等を[オ]して構成する。[エ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)信号対干渉雑音比(S/I)
- (2)周波数領域自動等化器
- (3)1 ビット
- (4)相関成分
- (5)3 次元化
- (6)符号誤り率
- (7)時間領域自動等化器
- (8)1/2 ビット
- (9)直交成分
- (10)2 次元化
正答 (4)
正答は (4)。識別時点の誤差と前後のビットを掛け合わせて相関成分を求め、どのパルスが干渉しているかを判定します。
合成器の出力と識別器の出力(必要な信号レベル)の差が誤差です。この誤差と、前後の各ビットの値を乗算して平均すると、誤差と関係の深い(相関の大きい)ビットほど大きな値になります。この相関成分から、どのパルスが符号間干渉を与えているかが分かり、そのタップ係数を制御して誤差を打ち消します。
【紛らわしい語】
(9) 直交成分は、QAMのI軸とQ軸の干渉(オ)の話です
【見分け方】
「誤差×各ビット」の相関で、干渉のもとを見つけます。
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学A B-3 エ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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