手の筋力低下を認める患者における正中神経の運動神経伝導検査の記録(別冊No. 5)を別に示す。誤っているのはどれか。なお…

午前 第22問

手の筋力低下を認める患者における正中神経の運動神経伝導検査の記録(別冊No. 5)を別に示す。誤っているのはどれか。なお、図中の破線は正常波形を示す。

臨床検査技師 2024年(令和6年) 第22問の図
正答 (1)
正答は (1)。誤っているのは遠位潜時延長です。 【波形の見方】 手関節刺激では、患者の波形(実線)の立ち上がりは正常 (破線)とほぼ同じ時刻で、遠位潜時は延びていません。 振幅はやや低下しています。 肘窩刺激では、振幅が手関節刺激よりさらに小さくなります。 腋窩刺激では、立ち上がりが正常より遅れ(伝導速度の低下)、振幅はほとんど出ないほど低く、波形が横に広がって多相性になっています(異常な時間的分散)。 近位で刺激するほど振幅が大きく減るのは伝導ブロック、波形が引き伸ばされるのは時間的分散の異常で、どちらも脱髄を示す所見です。手関節刺激の潜時は正常なので、「遠位潜時延長」はこの記録に当てはまりません。
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【ほかの選択肢】 (2) 伝導速度低下 腋窩刺激での立ち上がりが正常より遅れ、近位の区間で伝導速度が落ちています 正しい (3) 伝導ブロック 遠位から近位へ刺激点を移すと振幅が大きく減っています 正しい (4) 異常な時間的分散 腋窩刺激で波形の持続が延び、多相性になっています 正しい (5) 複合筋活動電位振幅低下 どの刺激点でも正常より振幅が低くなっています 正しい

出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問22(厚生労働省 公表)出典元ページ

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