ILS(CAT-Ⅰ)の地上施設に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第10問

ILS(CAT-Ⅰ)の地上施設に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)ローカライザー信号のコース幅は滑走路進入端で約210m(700ft)となるように調整されているので、滑走路の長さによって異なる。最大は6°から、4,000メートルクラスの長い滑走路では3°以下となる。(b)ローカライザーのコースは通常滑走路の中心線に合致して設定されるが、5°以内の範囲でオフセットしている場合もある。(c)グライドスロープアンテナは滑走路着陸末端から内側に約300m、滑走路中心線から約120m離れた位置に設置されている。定格通達距離は通常10nmである。(d)正規のグライドスロープの上方でグライドパス角度の偶数倍のところにOn Glideを表示する疑似グライドスロープが発生する。適正なグライドスロープを確実に利用するために、グライドスロープの下側からグライドスロープに会合することが望ましい。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の三つです。 (a)正しい。ローカライザーのコース幅は、滑走路進入端で約210m(700ft)になるよう調整されるので、滑走路が長いほど角度は狭くなります。最大6°で、4,000m級の滑走路では3°以下になります。(b)正しい。ローカライザーのコースは通常は滑走路中心線に合わせて設定されますが、5°以内の範囲でオフセットしている場合もあります。(c)正しい。グライドスロープのアンテナは、着陸末端から約300m内側、滑走路中心線から約120m離れた位置に置かれ、定格通達距離は通常10nmです。(d)誤り。正規のグライドパスの上方で、On Glideを示す疑似グライドパスは、パス角の奇数倍の角度(3°のパスなら約9°など)に生じるとされます。「偶数倍」が誤りです。約9°の疑似パスでは上下の指示が正規と逆になるとされ、捕捉すると急な機首上げの指示になるおそれがあります。なお、正規のパスに確実に乗るため、下側から会合するのが望ましいという後半は正しい内容です。
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【確かめ方】 コース幅の角度は、半幅105mとアンテナからの距離で決まります。アンテナが進入端から4,300mなら、 2×atan(105÷4,300)≒2.8° となり、「3°以下」と合います。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 空中航法 問10(国土交通省 公表)出典元ページ

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