下図はPolar frontと上層の偏西風に直角にとった断面図(Bergeron.1952)である。図中A~Dのうち、最…
航空気象 第12問
下図はPolar frontと上層の偏西風に直角にとった断面図(Bergeron.1952)である。図中A~Dのうち、最も激しい晴天乱気流が予想される場所はどれか。(1)~(5)の中から選べ。点線:等温線実線:等風速線(m/s)JP:Polar Jet streamの中心域
- (1)A
- (2)B
- (3)C
- (4)D
- (5)他の場所である
正答 (1)
正答は (1)。最も激しい晴天乱気流が予想されるのは A です。
図は、寒帯前線(Polar front)とジェット気流(JP)を横切る断面です。実線の等風速線はJPの中心(80m/s付近)から外へ広がり、点線の等温線は前線帯で混み合っています。
【所見】
A ジェット気流の中心の下方で、寒気側(図の左)の上空から
地上の前線へ右下がりに延びる前線帯(上層前線)の中です。等風速線が密に並んで鉛直・水平の風のシアーが大きく、等温線も混み合って安定な層の中に強い
シアーがあります。晴天乱気流が最も起こりやすい場所です。
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B ジェット気流の中心の上、圏界面の付近です。シアーはありますが、Aほど等風速線は混んでいません。
C ジェット気流の中心のすぐそばで、風は強いものの、中心付近は等風速線の間隔が広くシアーは小さくなります。
D 暖気側(図の右)の中層で、等風速線の間隔が広く、シアーが小さい場所です。
【覚え方】
晴天乱気流は「ジェット気流の中心」ではなく、その周りの「風速の変化が大きい所」で起こります。とくに中心の下方で寒気側の前線帯と、中心の上方の圏界面付近に注意します。
出典:令和5年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問12(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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