禁煙補助剤に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第94問
禁煙補助剤に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品であり、咀嚼剤とパッチ製剤がある。禁煙補助剤は口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、( a )などを摂取した後しばらくは使用を避ける必要がある。また、( b )系を興奮させる作用を示すため、( c )が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
- (1)a: コーヒー b: 交感神経 c: アドレナリン作動成分
- (2)a: 炭酸飲料 b: 副交感神経 c: アドレナリン作動成分
- (3)a: 牛乳 b: 交感神経 c: 抗コリン成分
- (4)a: コーヒー b: 副交感神経 c: 抗コリン成分
- (5)a: 炭酸飲料 b: 交感神経 c: 抗コリン成分
正答 (1)
正答は (1)。(a)コーヒー (b)交感神経 (c)アドレナリン作動成分 です。
【(a)が「コーヒー」である理由】
禁煙補助剤は、口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下します。そのため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする飲食物を摂取した後しばらくは使用を避ける必要があります。選択肢には「炭酸飲料」もありますが、(b)(c)の組み合わせで正解が一つに定まります。なお、牛乳は酸性ではありませんので、この文脈では当てはまりません。
【(b)(c) ―― ニコチンと交感神経】
ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示します。そのため、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を増強させるおそれがあります。
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アドレナリン作動成分の例 ……
メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、マオウ
【禁煙補助剤の剤形】
咀嚼剤 …… ゆっくりと断続的に噛む。
菓子のガムのように噛むと、大量に唾液が分泌されてニコチンが唾液とともに飲み込まれ、吐きけや腹痛等の副作用が現れやすくなる
パッチ製剤 …… 1日1回皮膚に貼付し、24時間にわたってニコチンが皮膚から吸収される
【使用を避けるべき人】
非喫煙者 …… ニコチンに対する耐性がないため、吐きけ、めまい、腹痛等の症状が現れやすい
妊婦または妊娠していると思われる女性、授乳婦
重い心臓病等の基礎疾患がある人 ……
3か月以内の心筋梗塞の発作、重い狭心症、重い不整脈
脳血管障害の急性期にある人
うつ病と診断されたことのある人 ……
離脱症状によりうつ症状を悪化させるおそれ
咀嚼剤では、顎の関節に障害がある人、口内炎や喉の痛み・腫れのある人
【使用中の喫煙】
禁煙補助剤の使用中に喫煙すると、ニコチンの過剰摂取となり、めまい、動悸、吐きけ等の症状が現れるおそれがあります。使用期間中は喫煙しないよう伝えてください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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