鎮咳去痰薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第28問
鎮咳去痰薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)ジメモルファンリン酸塩は、長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
- (2)ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させることがある。
- (3)グアイフェネシンは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる作用がある。
- (4)キキョウは、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用がある。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
【(2) 正しい ―― ジヒドロコデインと便秘】
コデインリン酸塩やジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがあります。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れ、薬物依存につながるおそれがあるのは、モルヒネと同じ基本構造を持つコデインリン酸塩・ジヒドロコデインリン酸塩(麻薬性鎮咳成分)です。ジメモルファンリン酸塩は非麻薬性鎮咳成分に分類されます。
(3) 誤り。グアイフェネシンは、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウムと同じく、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す去痰成分です。痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるのは、エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等です。
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(4) 誤り。体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされるのは、キョウニン(バラ科のホンアンズ等の種子)です。キキョウ(キキョウ科のキキョウの根)は、痰または痰を伴う咳に用いられる去痰の生薬です。
【見分け方】
「キョウニン」と「キキョウ」は名前が似ているため、入れ替えて出題されます。キョウニンは中枢に働く、キキョウは痰、と区別しましょう。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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