口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第29問

口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a ドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛み砕いて使用する。b 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。c 含嗽薬は、調製した濃度が濃いと効果がより一層得られる。d 口腔咽喉薬は、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあるため、配合成分によっては注意を要する。

正答 (1)
正答は (1)。(b)(d)が正しく、(a)(c)が誤りです。 【(a)が誤り ―― 噛み砕いてはいけません】 トローチ剤やドロップ剤は、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用します。噛み砕いて飲み込んでしまうと、有効成分が患部である口腔内や咽頭部にとどまらず、効果が期待できません。「噛み砕いて使用する」としている点が誤りです。 【(b)正しい ―― 噴射するときは息を吐きながら】 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあります。そのため、軽く息を吐きながら、または声を出しながら噴射することが望ましいとされています。使い方そのものを問う設問ですので、そのまま覚えてください。
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【(c)が誤り ―― 濃ければよいわけではありません】 含嗽薬(うがい薬)は、用時、水で希釈または溶解して用いるものが多く、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分に得られません。濃ければ一層効果が得られる、という記述は誤りです。また、口腔内に食べ物のかすなどが残っていると十分な効果が得られないため、使用前に取り除いておくことも大切です。 【(d)正しい ―― 全身性の影響に注意】 口腔咽喉薬や含嗽薬は局所に作用するものですが、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあります。飲み込むことを意図して作られていない製品でも、誤って飲み込んだ場合に唾液や粘液とともに嚥下され、一部が消化管から吸収されることもあります。  注意を要する配合成分の例  ヨウ素 …… 甲状腺疾患の診断を受けた人では、  ヨウ素の摂取が甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。  妊娠中は血液胎盤関門を通過して胎児に移行し、授乳中は乳汁中に移行する  グリチルリチン酸二カリウム …… 大量摂取で偽アルドステロン症 【使用上のもう一点】 含嗽薬は、噴射した後すぐに食事を摂ると効果が薄れやすいため、使用後しばらくは飲食を控えるよう説明するとよいでしょう。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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