次の記述は、腎臓及び副腎に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第66問

次の記述は、腎臓及び副腎に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体という。b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。c 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。d 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)と(c)です。 【(a)正しい ―― 腎小体の構造】 腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成します。この糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体といいます。腎小体と、そこから続く尿細管を合わせてネフロンと呼びます。  腎小体 = 糸球体 + ボウマン嚢  ネフロン = 腎小体 + 尿細管 【(b)が誤り ―― 濾過するのは糸球体、再吸収するのが尿細管】 肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過されるのは糸球体(腎小体)です。尿細管では、原尿中に濾し出されたブドウ糖やアミノ酸などの栄養分、そして水分や電解質が再吸収されます。
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 流れで押さえる  血液 → 糸球体で濾過 → 原尿 → 尿細管で再吸収 → 尿 本肢は、糸球体の働きを尿細管の働きとして述べている点が誤りです。 【(c)正しい ―― 腎臓の内分泌機能】 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモン(エリスロポエチン)を分泌します。そのため、腎機能が低下すると貧血を生じやすくなります。  腎臓のその他の内分泌に関する働き  ビタミンDを活性型ビタミンDに転換する。  活性型ビタミンDは、カルシウムの吸収や、骨への沈着に必要  副腎皮質から分泌されるアルドステロンの働きを受けて、  ナトリウムの再吸収を促進し、血圧を調節する 【(d)が誤り ―― アドレナリンは「髄質」から】 アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌されるのは、副腎皮質ではなく副腎髄質です。  副腎皮質 …… 副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を分泌。  代表がアルドステロンで、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す働きがある  副腎髄質 …… アドレナリン、ノルアドレナリンを分泌。自律神経系に作用 アルドステロンの働きを押さえておくと、第三章で学ぶ偽アルドステロン症(体内にナトリウムと水が貯留し、カリウムが失われる)の理解がぐっと楽になります。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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