感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第67問

感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給される。b ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下である夜盲症を生じる。c 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。d 中耳は、聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。

正答 (3)
正答は (3)。(a)(b)(c)が正しく、(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― 角膜と水晶体に血管はありません】 角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給されています。血管があると光の通り道が妨げられるため、と考えると理屈で覚えられます。房水が十分に排出されないと眼圧が上昇し、緑内障の原因となります。 【(b)正しい ―― ビタミンAと夜盲症】 ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下である夜盲症(とり目)を生じます。網膜には、色を識別する視細胞と、わずかな光でも敏感に反応する視細胞があり、後者が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠です。
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【(c)正しい ―― 鼻出血が起こりやすい理由】 鼻の内側の中央を仕切る鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい部位です。この部位はキーゼルバッハ部位とも呼ばれます。 【(d)が誤り ―― 蝸牛と前庭は「内耳」にあります】 聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の二つの部分からなるのは、中耳ではなく内耳です。  耳の三つの区分  外耳 …… 耳介と外耳道。耳垢腺がある  中耳 …… 鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管。  鼓室は耳管によって咽頭と通じており、小児では耳管が太く短く、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入して中耳炎を起こしやすい  内耳 …… 蝸牛(聴覚)と前庭(平衡感覚)。  いずれもリンパ液で満たされている  前庭はさらに二つに分かれる  耳石器官 …… 水平・垂直方向の加速度を感知する  半規管 …… 体の回転や傾きを感知する 乗物酔い防止薬のジフェニドール塩酸塩が「前庭神経を調節する」と説明されるのは、まさにこの内耳の構造に対応しています。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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