次のうち、口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品の成分として、正しいものの組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第80問
次のうち、口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品の成分として、正しいものの組み合わせはどれか。a ニコチンb アスピリンc ニトログリセリンd アセトアミノフェン
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(b、d)
- (4)(c、d)
正答 (2)
正答は (2)。口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮するのは(a)ニコチンと(c)ニトログリセリンです。
【口腔粘膜吸収の利点】
有効成分が口腔粘膜から吸収されると、肝初回通過効果を受けずに直接循環血液中に入ります。そのため、全身作用が速やかに現れるという利点があります。
【(a)ニコチン ―― 正しい】
禁煙補助剤の咀嚼剤(ガム製剤)は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行することにより効果を発揮します。
だからこそ、次の注意が生きてきます
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ゆっくりと断続的に噛む。
菓子のガムのように噛むと、唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分になされず、また吐きけや腹痛等の副作用が現れやすくなる
口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、
コーヒーや炭酸飲料などを摂取した後しばらくは使用を避ける
【(c)ニトログリセリン ―― 正しい】
ニトログリセリンは狭心症の発作時に用いられる医療用医薬品で、舌下錠やスプレー剤として、舌の下に入れて口腔粘膜から吸収させます。飲み込んでしまうと肝初回通過効果を強く受けてしまい、効果が得られません。
【(b)アスピリン、(d)アセトアミノフェン ―― 誤り】
アスピリンもアセトアミノフェンも内服の解熱鎮痛成分であり、消化管(主に小腸)から吸収されて効果を発揮します。口腔粘膜から吸収させる剤形ではありません。
アセトアミノフェンについて押さえること
主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらす。
末梢における抗炎症作用は期待できない
胃腸障害は比較的少ないが、空腹時に服用できる製品もある
まれに重篤な副作用として皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、
急性汎発性発疹性膿疱症、間質性肺炎、腎障害、肝機能障害を生じる
内服のほか、小児の解熱に用いる坐薬にも配合される。
内服薬と坐薬を併用しないよう注意が必要
坐薬と内服薬の併用については、実務でも問われやすい論点です。同じ成分が重複して過量になる危険があるため、必ず確認してください。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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