以下の薬の体内での働きに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第79問

以下の薬の体内での働きに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する( a )、酵素、( b )などの( c )と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。

正答 (3)
正答は (3)。(a)受容体、(b)トランスポーター、(c)タンパク質です。 【空欄を埋める考え方】 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用しますが、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現します。  三つが並んでいる点に注目してください。  受容体、酵素、トランスポーター  いずれもタンパク質であり、(c)はこれらを総称する語が入ります 【(c)が「イオン」ではない理由】
解説の続きをみる続きを閉じる
受容体も酵素も、生体内ではタンパク質として存在しています。イオンは荷電した原子や分子であって、受容体や酵素を総称する語にはなりません。したがって、選択肢(1)と(2)はこの時点で外れます。 【(a)が「細胞膜」ではない理由】 細胞膜は構造の名称であって、酵素やトランスポーターと並列に置くものではありません。「受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質」と並べて初めて意味が通ります。これで選択肢(4)と(5)も外れ、残るのは(3)だけになります。 【薬の作用について、あわせて押さえること】  医薬品が効果を発揮するためには、  有効成分がその作用の対象である器官や組織に一定以上の濃度で分布する必要がある  血中濃度はある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、  その後は代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回ることで低下する  最小有効濃度(閾値)を超えたときに薬効が現れ、  中毒域に達すると中毒症状が現れる  十分な間隔をあけずに追加摂取して血中濃度を高くしても、  ある濃度以上では薬効は頭打ちとなり、一方で有害な作用(副作用や毒性)は現れやすくなる 最後の一文は、購入者に「たくさん飲んでも効かないどころか危険です」と説明する根拠になりますので、ぜひ覚えておいてください。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「人体の働きと医薬品」のほかの問題

  1. 令和7年度 第79問循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれ
  2. 令和4年度 第72問医薬品の作用に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
  3. 令和5年度 第65問次の記述は、胆嚢及び肝臓に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
  4. 令和5年度 第78問精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれ
  5. 令和6年度 第71問感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  6. 令和7年度 第64問血液に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク