殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第49問
殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)アクリノールは、黄色ブドウ球菌に対する殺菌消毒作用を示す。
- (2)オキシドール(過酸化水素水)は、黄色ブドウ球菌に対する殺菌消毒作用を示す。
- (3)イソプロピルメチルフェノールは、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示す。
- (4)ベンザルコニウム塩化物は、石けんとの混合により殺菌消毒効果が高まる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
【(4) 誤り ―― 石けんとの混合で効果が「低下」】
ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物などの陽性界面活性成分は、石けんとの混合によって殺菌消毒効果が低下します。石けんで洗浄した後に使用する場合には、石けんを十分に洗い流す必要があります。「高まる」は逆です。
【ほかの選択肢】
(1) 正しい。アクリノールは黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示しますが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がありません。比較的刺激性が低く、創傷患部にしみにくい成分です。
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(2) 正しい。オキシドール(過酸化水素水)も、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示します。作用は過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化と、発生する酸素の泡立ちによる物理的な洗浄効果によるため、作用の持続性は乏しく、組織への浸透性も低いとされます。
(3) 正しい。イソプロピルメチルフェノールは、チモール、フェノール(液状フェノール)、レゾルシンと同じく、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられます。
【関連する知識】
ヨウ素系殺菌消毒成分も、アルカリ性になると殺菌力が低下するため、石けん等と併用する場合は石けん分をよく洗い落としてから使用します。
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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