皮膚に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第50問
皮膚に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を収縮させて患部の血行を促す効果を期待して、カプサイシンが配合されている場合がある。b ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後は、当分の間、塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある。c インドメタシンを主薬とする外皮用薬には、11歳未満の小児向けの製品はない。d ステロイド性抗炎症成分を含有する外皮用の一般用医薬品は、広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものである。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
正答 (5)
正答は (5)。(b)(c)が正しく、(a)(d)が誤りです。
【(a)が誤り ―― 「収縮」ではなく「拡張」】
カプサイシン(トウガラシの辛味成分)は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合される場合があります。血管を収縮させたのでは、血行を促すことになりません。理屈で考えれば、誤りに気づけます。
温感刺激を与える成分
カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、
ニコチン酸ベンジルエステル、クロタミトン
トウガラシ(生薬)
注意点
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入浴前後の使用は避けるべきとされている。
皮膚の血行が良くなっている状態で使用すると、強い刺激や痛みを感じやすくなるため。
入浴の1時間前には剥がし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付する
【(b)正しい ―― ケトプロフェンと紫外線】
ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間、および使用後も当分の間は、塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要があります。
理由
光線過敏症が現れることがあるため
貼付剤を剥がした後も当分の間は、
衣服やサポーター等で覆って紫外線に当たるのを避ける
症状は、貼付部に一致して、
強い痒みを伴う発疹・発赤、腫れ、水疱、ただれ等が現れる
【(c)正しい ―― インドメタシンは11歳未満の製品がない】
インドメタシンを主薬とする外皮用薬には、11歳未満の小児(インドメタシン含量1パーセントの製品は15歳未満の小児)向けの製品はありません。
年齢の制限をまとめて整理する
インドメタシン …… 11歳未満の小児向けの製品はない
(インドメタシン含量1パーセントの貼付剤では15歳未満)
ケトプロフェン、フェルビナク、ピロキシカム等 ……
15歳未満の小児向けの製品はない
ケトプロフェン …… 妊婦も使用を避ける
ピロキシカム …… 光線過敏症の副作用がある
【(d)が誤り ―― 広範囲を対象とするものではありません】
ステロイド性抗炎症成分を含有する外皮用の一般用医薬品は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではありません。
理由
患部が広範囲な場合には、
成分が吸収されて全身的な影響を生じるおそれがある
長期連用により、
副腎皮質の機能低下を生じるおそれがある
ステロイド性抗炎症成分の使用を避けるべき場面
水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等、
または化膿している患部
(細菌、真菌、ウイルス等の感染を悪化させるおそれ)
外用の場合、
コルチゾンに換算して1グラムまたは1ミリリットル中
0.025ミリグラムを超えて含有する製品では、長期連用を避ける
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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