ビタミン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第54問

ビタミン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。b ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、腸管運動を促進する働きがある。c ビタミンCの過剰症として、高カルシウム血症と異常石灰化がある。d ビタミンDは、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。

正答 (5)
正答は (5)。(a)(b)が正しく、(c)(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― ビタミンAの働き】 ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素です。  ビタミンA主薬製剤の効能  目の乾燥感、夜盲症(とり目、暗所での見えにくさ)の緩和  妊娠3か月前から妊娠3か月までの間の  ビタミンAの過剰摂取には注意が必要  (胎児に先天異常を起こす危険性)  一般用医薬品では、  1日分量が4000国際単位を超えないよう定められている 【(b)正しい ―― ビタミンB1の働き】
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ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する働きがあります。また、腸管運動を促進する働きもあります。  ビタミンB1主薬製剤の効能  神経痛、筋肉痛・関節痛、手足のしびれ、便秘、  眼精疲労の症状の緩和  脚気(ビタミンB1の欠乏症)  成分名はチアミン塩化物塩酸塩、チアミン硝化物、  ビスチアミン硝酸塩、チアミンジスルフィド、フルスルチアミン塩酸塩、ベンフォチアミンなど、「チアミン」または「チア」が入っているものが多くあります 【(c)が誤り ―― これはビタミンDの過剰症です】 高カルシウム血症と異常石灰化が過剰症として知られているのは、ビタミンDです。  ビタミンD ……  腸管でのカルシウム吸収および  尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素。  くる病の予防にも用いられる。  過剰症は高カルシウム血症、異常石灰化  ビタミンC ……  体内の脂質を酸化から守る抗酸化作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つのに重要。  メラニンの産生を抑える働きもある。  効能はしみ、そばかす、日焼け等による色素沈着の緩和、歯ぐきからの出血・鼻血の予防、病中病後の体力低下時、老年期におけるビタミンCの補給 【(d)が誤り ―― これはビタミンB12の働きです】 赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素は、ビタミンB12(シアノコバラミン等)です。ビタミンDの働きは、上に述べたとおりカルシウムの吸収と骨の形成に関わるものです。 【脂溶性と水溶性で分けて覚える】  脂溶性ビタミン …… A、D、E、K。  体内に蓄積しやすく、過剰症に注意が必要  水溶性ビタミン …… B群、C。  余分は尿中に排泄される  ビタミンE ……  体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける。  血流を改善させる作用もある。  下肢の血行障害による痺れ、手足の冷え、しもやけ、めまい、月経不順、更年期における肩・首すじのこりの緩和に用いられる。  ビタミンEの摂取によって一時的に月経が早く来たり、経血量が多くなったりすることがある

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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