感覚器官に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…

人体の働きと医薬品 第66問

感覚器官に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 雪眼炎は、紫外線を含む光に長時間曝されることにより、網膜の上皮が損傷を起こした状態である。b 眼精疲労は、眼筋の疲労や、毛様体の疲労、涙液の供給不足等により生じ、全身症状を伴わない生理的な目の疲れである。c 鼻炎は、鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態であり、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状が生じる。d 乗り物酔いは、蝸牛で感知する平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。

正答 (5)
正答は (5)。(a)誤、(b)誤、(c)正、(d)誤です。 【(a)が誤り ―― 傷つくのは角膜】 雪眼炎(雪目)は、紫外線を含む光に長時間曝されることにより、角膜の上皮が損傷を起こした状態です。網膜ではありません。 スキー場や雪山、溶接作業などで起こりやすく、眼痛、異物感、まぶしさ、流涙などの症状が、曝露から数時間してから現れます。「表面の膜が焼ける」ものなので、いちばん外側の角膜である、と理屈で覚えてください。 【(b)が誤り ―― 眼精疲労は全身症状を伴う】 用語の区別が問われています。
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 疲れ目 …… 目を使いすぎたときに起こる生理的な目の疲れ。   眼筋の疲労、毛様体の疲労、涙液の供給不足などにより、目のかすみや充血、痛みが生じる。休息で回復する  眼精疲労 …… 慢性的な目の疲れに加えて、頭痛、肩こり、めまい、   吐きけ等の全身症状を伴うもの 設問は眼精疲労を「全身症状を伴わない生理的な目の疲れ」としており、これは疲れ目の説明です。よって誤りです。 【(c)正しい ―― 鼻炎】 鼻炎は、鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態であり、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状が生じます。そのとおりの記述です。 【(d)が誤り ―― 平衡感覚を担うのは前庭】 内耳は、聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭からなります。  蝸牛 …… 聴覚をつかさどる。リンパ液で満たされ、   音の振動を電気信号に変える  前庭 …… 平衡感覚をつかさどる。   耳石器官(水平・垂直方向の加速度を感知)と半規管(体の回転や傾きを感知)からなる 乗物酔い(動揺病)は、反復される加速度刺激や動揺によって平衡感覚が混乱して生じる身体の変調ですから、関係するのは前庭です。蝸牛は聴覚の担当であり、平衡感覚を感知する部位ではありません。設問は「蝸牛で感知する平衡感覚」としていますので、誤りです。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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