薬の体内での働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。…

人体の働きと医薬品 第74問

薬の体内での働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。a 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。b 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度が有効域に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。c 医薬品を摂取すると、血中濃度はある時点で最高血中濃度に達し、その後は低下していくが、これは医薬品の有効成分の代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためである。d 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなる。

正答 (5)
正答は (5)。(a)〜(d)はすべて正しい記述です。 【(a)正しい ―― 作用部位での濃度】 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要があります。これらの濃度に強く関連するのが血中濃度です。 【(b)正しい ―― 有効域の維持】 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、有効成分の血中濃度が最小有効濃度と毒性が現れる濃度域(危険域、中毒域)の間の範囲(有効域、治療域)に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められています。
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【(c)正しい ―― 最高血中濃度の後の低下】 血中濃度はある時点で最高血中濃度に達し、その後は低下していきます。これは、代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためです。 【(d)正しい ―― 薬効は頭打ちになる】 一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりして血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、薬効は頭打ちとなります。一方、有害な作用(副作用や毒性)は現れやすくなります。

出典:登録販売者試験 令和8年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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