ビタミンB2に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。…
主な医薬品とその作用 第54問
ビタミンB2に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。( a )に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、( b )などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンB2の摂取により、尿が( c )色になることがある。
- (1)a: 脂質の代謝 b: リボフラビン酪酸エステル c: 黄
- (2)a: ヘモグロビンの合成 b: アスコルビン酸 c: 赤
- (3)a: 脂質の代謝 b: アスコルビン酸 c: 赤
- (4)a: 脂質の代謝 b: アスコルビン酸 c: 黄
- (5)a: ヘモグロビンの合成 b: リボフラビン酪酸エステル c: 赤
正答 (1)
正答は (1)。(a)脂質の代謝、(b)リボフラビン酪酸エステル、(c)黄です。
【ビタミンB2の働き】
ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素です。
そのため、次の症状の緩和に用いられます。
口角炎、口唇炎、口内炎、舌の炎症
目の充血、目の痒み
肌荒れ、にきび、吹き出物
「皮膚と粘膜のビタミン」と覚えると整理しやすくなります。
【(a)が「脂質の代謝」である理由】
ヘモグロビンの合成に関与するのは、ビタミンB6です。ビタミンB2ではありません。
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ビタミンごとの働きを整理します。
ビタミンB1 …… 炭水化物からのエネルギー産生。
神経の正常な働きを維持
ビタミンB2 …… 脂質の代謝。皮膚や粘膜の機能を正常に保つ
ビタミンB6 …… タンパク質の代謝。
皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持。
ヘモグロビンの産生にも必要
ビタミンB12 …… 赤血球の形成を助け、
神経機能を正常に保つ
【(b)が「リボフラビン酪酸エステル」である理由】
ビタミンB2の化学名はリボフラビンです。製剤としては、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウムなどが主薬として配合されます。
アスコルビン酸はビタミンCの化学名です。ビタミンCは抗酸化作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ、メラニンの産生を抑える、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つといった働きをします。
【(c)が「黄」である理由】
ビタミンB2の摂取により、尿が黄色くなることがあります。
これはリボフラビン自体が黄色い色素であり、過剰分が尿中に排泄されるためです。ビタミンB2は水溶性ビタミンですから、余った分は体内に溜まらず尿に出ていきます。
重要なのは、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではないという点です。購入者があらかじめ知っておかないと、「血尿が出た」「薬が体に合わない」と誤解しかねません。販売時に伝えておくべき情報の代表例です。
なお、高コレステロール改善薬に配合されるリボフラビン酪酸エステルでも同じことが起こります。こちらはコレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進を期待して配合されるものです。
【ビタミン主薬製剤の整理】
ビタミンA主薬製剤 …… 目の乾燥感、夜盲症。
レチノール酢酸エステル、肝油
ビタミンD主薬製剤 …… 骨歯の発育不良、くる病。
エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール
ビタミンE主薬製剤 …… 末梢血管障害による肩こり、冷え、
しびれ、更年期における諸症状。
トコフェロール、トコフェロールコハク酸エステル
ビタミンC主薬製剤 …… しみ、そばかす、日焼け、
歯ぐきからの出血、鼻血の予防。アスコルビン酸
出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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