高齢者の医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第8問
高齢者の医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としている。イ 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、腎臓の機能が低下していると医薬品の作用は弱くなるため、若年時と比べて副作用が生じるリスクは低くなる。ウ 高齢者は、嚥下障害を抱えていることがあり、そのうえ医薬品の副作用で口渇を生じている場合は、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。エ 高齢者に副作用が生じるリスクは年齢のみから判断できる。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 正 エ: 誤
- (3)ア: 正 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(ア)と(ウ)です。
【(ア)正しい ―― 高齢者はおおよそ65歳以上】
使用上の注意における「高齢者」は、おおよその目安として65歳以上です。数字を問う出題が多いので、確実に押さえてください。
【(イ)が誤り ―― 「弱くなる」「低くなる」が逆】
腎臓の機能が低下していると、医薬品の成分の排泄が遅れ、体内に蓄積して作用が強く現れやすくなります。したがって副作用が生じるリスクは、若年時と比べて高くなります。設問はここを正反対に書いています。
肝臓の機能低下も同じ向きで、代謝が遅れて作用が強く出ます。
解説の続きをみる続きを閉じる
「機能が落ちる=薬が抜けにくい=効きすぎる」と結びつけてください。
【(ウ)正しい ―― 嚥下障害と誤嚥】
高齢者では、飲み込む力の低下(嚥下障害)を抱えていることがあります。そこへ抗コリン作用などで口渇が加わると、いっそう飲み込みにくくなり、気管に入ってしまう誤嚥、そして誤嚥性肺炎の危険が高まります。服用時に十分な水で飲むよう助言することが実際に役立ちます。
【(エ)が誤り ―― 年齢だけでは判断できない】
高齢者といっても、生理機能の衰え方には個人差が極めて大きく、年齢のみからリスクの程度を判断することはできません。実際の状態や持病、併用薬を確認したうえで対応する必要があります。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のほかの問題
- 令和2年度 第8問アレルギー(過敏反応)に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
- 令和3年度 第8問医薬品の品質に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 令和4年度 第8問医薬品及び食品に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わ
- 令和5年度 第8問医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい
- 令和6年度 第8問医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい
- 令和7年度 第8問医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい
スポンサーリンク

